今年はまだ「アマゾン・ビンボー」といえるくらいCDやDVDを買っていますが、ネット経由で直接データーを通販する「配信」か主になってしまう日も近いでしょうね〜、などと思いつつ、今年印象に残ったアルバムを順不同で。
昨年出たアルバム「ウェイ・アップ」も素晴らしかったですが、映像付きのライブで聴くとさらに圧巻です。
実際に買ったのは、Blu-ray と HD DVD の方です。結局、両方買ってしまいました(^^; 画像はどちらのディスクでもMPEG2が収録されていますから、同じものなのだと思いますが、とてもクリアで美しい映像です。音に関しては、どちらのディスクもリニアPCMステレオと、DTS-HD5.1を収録しています。これも同じものだと思います。ドリビー・デジタルだけは、Blu-ray が DD5.1 なのに対して、HD DVD はドルビー・デジタル・プラス5.1を収録している所だけが違います。
今のシステムだとリニアPCMかDTSを選んで聴くことになりますが、DD+やDTS HDをフルに聴く環境が整う日が楽しみです。
クリムゾン関係のリリースは、DGM Live! でリリースされた過去の音源、そしてサウンドスケープも含めて聞き所も沢山合ったのですが、やはり極めつけは最初のソロアルバム「エクスポージャー」のリマスター盤の発売だったと思います。
リリースされて聴いてみたら、微妙に編集やバランスの異なるエディションの2枚組。通常、リマスター盤が出ればその前の盤は処分してしまうのですが、なぜか旧盤とも微妙に異なるバランス。結局、CDが1枚増えてしまいました(^^;
####(3) [Porcupine Tree / Arriving Somewhere..](http://modelrr.net/taksblog/archives/2006/09/porcupine_tree_19.html)
今年一番カッコ良かったライブDVDです!今年はバンドのCDも全て集めて聴きましたし、ホント熱中しましたね。日本公演は都合が合わずに行けなかったのが残念ですが、来年の新作そして再来日を期待しています。
####(4) [The Flower Kings / Instant Delivery](http://modelrr.net/taksblog/archives/2006/07/the_flower_king_7.html)
今年の記事を見直していて、このDVDの感想を書いていなかったことに気がつきました。
ポーキュパイン・ツリーのDVDとは対照的に、コンサートの模様をシンプルに撮影した映像ですが、演奏自体が良いこともあり、その演奏の良さを素直にとらえたライブになっています。なかなか日本では見る機会がないバンドではありますが、そのライブを堪能できる映像ですね。フラワー・キングスもCDは新しい方をだいぶ聴いたので、来年には初期のアルバムも聴いてコンプリートしそうです。
####(5) Transatlantic / SMPT:e / Bridge Across Forever
知っている人には今頃と言われそうですが、フラワーキングスを聴いて、あらためてトランスアトランティックを聞き直してみました。
実は、CDは出てすぐに買っていたのですが、なぜかろくに聴きもせずに放置していたようです。あらためて聴いてみると、すごく良い演奏です。もう新たにアルバムが出たりする機会もなさそうですが、ライブDVDもそのうち見てみようと思っています。
####(6) [The Tangent / A Place in the Queue](http://modelrr.net/taksblog/archives/2006/02/the_tangent_a_p.html)
多分食わず嫌いだった若手のプログレバンドに今年開眼するきっかけになったのがこのアルバムです。やよいさんのブログ TOO MUCH LUGGAGE の「The Tangent, “A Place in the Queue”」で紹介されていたのがきっかけで聴いたのですが、これが予想以上に良いアルバムでした。すぐに3枚出ているタンジェントのアルバムを全て聴いて、それから人脈をたどってフラワー・キングス、そして他のメンバーのソロといろいろ聴くようになりました。食わず嫌いだったトランスアトランティックを始め、新しい音楽にいろいろ出会えるきっかけになった素晴らしいアルバムです。あらためて、記事を書いてくれた やよいさん にも感謝したいです。
####(7) [Bruford / Rock Goes To College](http://modelrr.net/taksblog/archives/2006/10/bruford_rock_go_1.html)
これも、まさか正規盤でリリースされることがあるとは思いませんでしたね。画質も音質もとても良くて楽しめるライブDVDでした。今年はライブDVDの当たり年だったかも。
(8) 交響詩篇エウレカセブン
テレビの放送そのものは今年の3月まででしたが、そのあとからDVDで見ました。ロボットもののアニメなのですが、戦争や世界のあり方を問う視線に、少年少女の心の動きと成長を絡めて、興味深いストーリーになっていたと思います。
前作の「ラーゼフォン」も名前は聞いたことはあっても未見なのですが、これにも興味がわいてきました。
Season 2 のDVDが出たあと、続きを待ちきれずに iTunes Store で番組を買って見たシーズン2でしたが、このころの iTS は画素数もあんまり多くなく、画質に満足できなかったので結局DVDを買いました。
シーズン3は、やはり iTS から買って毎週見ています。テレビドラマとは思えない面白さです。
しかし、番組提供側の思惑に基づく妙な国境の縛りは廃止して、もっとスムーズに番組を見られるようにしてもらいたいものですね。
これまで、iTunes/iPod を使いながらも、やはり音質には今ひとつ満足できず、やはり CD/SACD/DVD-Audio が中心と思っていました。iPod はカーステレオや移動中に聴くにはいいですが、やはり音に向かい合う時には今ひとつという感じでしたし、マックのアナログ出力から得られる音も同様でした。
しかし、インテルマックになってからマックの音声出力がデジタルでも得られるようになりました。デジタル入力を持つ Dr. DAC というヘッドホンアンプを使うことで、まずまず満足できる音が得られるようになりました。また、Air Mac Express のデジタル出力を直接入力できる iPod Hi-Fi というスピーカーも出ましたが、この音もスピーカーのサイズに比べれば信じられないくらい広がりのある音が得られます。
この二つを入手したことで、アナログのアンプとスピーカーという組み合わせとは決別することにしました。音の絶対的クオリティという面では弱体化は否めないのですが、やはりスペースファクターとかける手間を考えると、Dr. DAC と iPod Hi-Fi という組み合わせでも十分と思っています。
というわけで、今年はオーディオシステムがデジタル化した年でもありました。CDも、もう収集の対象ではなくなり、単に iTunes でリッピングするための媒体に成り下がったということでもあります。リッピングした後は、よほど愛着のあるCD以外は処分をはじめています。
(番外) HD DVD と Blu-ray
HD(ハイディフィニション)クオリティのテレビを買ってからずっとDVDの画質には不満、そして地上デジタル放送の画質の汚さに失望していたのですが、ようやく HD DVD と Blu-ray の映画がこの秋から本格的にリリースされるようになりました。
Blu-ray のプレイヤーには Playstation 3、HD DVD のプレイヤーには XBOX360 + HD DVD ドライブを使っていますが、画質や操作性には特に文句はありません。音を収録している新フォーマットに対応した新世代のAVアンプが出て、映画や音楽のソフトが充実してくるのが楽しみです。
改めて今年を振り返ってみると、昨年から入れ込んでいたポーキュパイン・ツリーに加えて、フラワー・キングスに熱中した年だった気がします。
今年も読んでいただいてありがとうございます。来年も良い年でありますように。