Emerson, Lake & Palmer / Live At The Hollywood Bowl 1971

エマーソン、レイク&パーマー、ELPの1971年のライブを収録したCD『Emerson, Lake & Palmer / Live At The Hollywood Bowl 1971』です。

Emerson, Lake & Palmer / Live At The Hollywood Bowl 1971

最近は著作権が切れたのか、70年代の音源がいろいろと出てきていますけれど、ブートを音源としているような音の悪いものが多いのでだんだん買わなくなってきていました。

それでもつい買ってしまったのですけれど、やっぱりこれもブート音源のようです。CDには録音日等の記述は全くありませんが、ブート販売サイトのデータと見比べてみると1971年7月19日のライブのようです。まだアルバム「Tarkus」が発表された時期の演奏ということで、スタジオ版に近い感じで演奏しています。

ドラムがセンターでベースが右、キーボードは左から右へ散らばる感じで録音されているので、会場の音もこんな感じだったのかもしれません。まあ聴くに耐えないというほどでもないので、ブートを持っていないなら入手して聴いてみても良いかもしれません。HMVだと2000円ちょっとで買えました。

Emerson, Lake & Palmer / Live at the Hollywood Bowl 1971

エマーソン、レイク&パーマー、ELPの1971年のライブ『Emerson, Lake & Palmer / Live at the Hollywood Bowl 1971』、7月28日発売です。

Emerson, Lake & Palmer / Live at the Hollywood Bowl 1971

HMVから案内のメールが届いて、タイトルで検索したらブートが出てきたので、よくあるブート音源かと思いました。しかし、Burning Shed にも載っていて、こちらでは FM 放送音源だとされているので入手することにしました。

曲目リストを見ると、ファーストアルバムの曲が多めですし、Burning Shed にはタルカスの初期バージョンを収録ともあります。それで入手することにしました。

YouTube でも同タイトルの音源「ELP HOLLYWOOD BOWL LOS ANGELES JULY 19, 1971」がありますけれど、多分これと同じものなのでしょうね。あとはリマスタリングの効果に期待でしょうか。

Amazon では扱っていないようです。Tower と HMV で扱っているのですけれど、ずいぶん価格差があります。

Emerson, Lake & Powell / Live in USA 1986

ELPと言ってもエマーソン、レイク&パウエルの方の1986年のラジオ音源のライブ『Emerson, Lake & Powell / Live in USA 1986』、5月27日発売です。

Emerson, Lake & Powell / Live in USA 1986

タワーレコードの方にはトラックリストも載っています。エマーソン、レイク&パウエルのライブはフロリダのライブが公開されていると思いますけれど、それとは別の日のようです。収録されている曲目も違いますし、これなら買っても良いかな。このレーベルのCDはちょっと音質が心配なときもありますけれど、オーダーしておこうと思います。

Emerson, Lake & Palmer / At The Surgery

エマーソン、レイク & パーマー、ELPの1973年ライブの音源を収録した『Emerson, Lake & Palmer / At The Surgery』、5月6日発売です。

Emerson, Lake & Palmer / At The Surgery

Amazon では扱っていないようです。Diskunion にはトラックリストも載っています。ラジオ音源でしょうか。73年のライブは珍しいのもありますし、前の「Wheeling, West Virginia」のように公式ライブよりも楽しめた例もありますので、期待しすぎずにオーダーはしておこうと思います。

Emerson, Lake & Palmer / Out Of This World: Live (1970-1997)(7CD Box Set)

エマーソン、レイク&パーマー、ELPのライブアンソロジー『Emerson, Lake & Palmer / Out Of This World: Live (1970-1997)』です。

Emerson, Lake & Palmer / Out Of This World: Live (1970-1997)(7CD Box Set)

1970年のワイト島フェスティバルに始まり、1974年のカリフォルニア・ジャム、1977年のモントリオールのライブ、1992年のアルバート
ホールの再結成ライブ、そして1997年のアリゾナのライブを収録しています。

1997年のライブ以外は既発のものですし、リマスタリングしてあるとのことですがスルーする予定でした。短縮版は Apple Music にも載っていますし。しかし、50周年記念版とのことですし、Towerを見ると価格も8000円を切っているようなので、入手するかどうか迷っています。Apple Music で97年の演奏を聴いてみて、音質が良さそうならオーダーしてみますかね。

どうせなら、1998年になってからは新曲「Crossing The Rubicon」をオープニングに演奏していましたから、その頃のライブを収録してくれればいいのに。98年の音源はないのでしょうかね。

Emerson, Lake & Palmer / Transmission Impossible

エマーソン、レイク&パーマーのライブ・コンピレーション『Emerson, Lake & Palmer / Transmission Impossible』、5月21日発売です。

Emerson, Lake & Palmer / Transmission Impossible

CDは3枚組です。Diskunion の説明によると、CD1は1971年のロサンゼルス、CD2は1971年のデュッセルドルフ、CD3は1973年のローマとミラノ公演を収録しているそうです。ジャケットにもラジオ音源だとあります。「Transmission Impossible」というタイトルの他バンドのCDは多数見つかりますので、ラジオ音源をリリースするシリーズのようです。タイトルからしても、そんな感じです。

CD2は、以前に「Dusseldorf Broadcast 1971」のタイトルでもリリースされていた音源のようですね。これはCDを所有しています。

CD3はボックスセット「Fanfare: 1970-1997」にアナログLPで収録されていたものと同じソースでしょうか。時間の関係なのか、オープニングのタルカスが削られているのが残念。

全て既発音源とのことですけれど、私はCD1の音源は持っていないようですし、CD3の音源もCDは初なので、オーダーしておこうと思います。

今のところ、まだアマゾンには載っていないようです。どうやら、私が聴くジャンルのCD販売にはあまり熱心ではなくなったようにも感じられます。

Emerson, Lake & Palmer / Live at the Kingdom Festival Swiss Broadcast 1997

ELP、エマーソン、レイク&パーマーの1997年のライブを収録した2枚組CD『Emerson, Lake & Palmer / Live at the Kingdom Festival Swiss Broadcast 1997』です。

Emerson, Lake & Palmer / Live at the Kingdom Festival Swiss Broadcast 1997

1997年ということで、再結成ELPも終わりに近づいた頃のライブです。再結成後の2度目の日本公演のライブもこんな感じのセットリストでしたね。タルカスと展覧会の絵のメドレーはちょっと意外でしたっけ。CDは2枚組ですし、この日のライブのフル収録でしょうか。ラジオ録音っぽいタイトルですし、音質もまあまあだといいな。ただ、オープニングが「Crossing The Rubicon」でないのがちょっと残念。1998年のフル収録盤もリリースされないかなと思います。

Emerson, Lake & Palmer / Lucky Man は葬式の歌

ELP、エマーソン、レイク&パーマーのファーストアルバムに収録されている「ラッキー・マン」ですけれど、あれって最初の節から葬式を描写している歌ですよね。英語が堪能な人には何を今更って話かと思いますけれど、最近気がついたのでちょっと衝撃。

Emerson, Lake & Palmer

このアルバムを最初に聴いたのは中学校の頃で、英国盤のアナログレコードでした。と言うか、当時はアナログレコードしかなかったですね。かなり反っている上に盤の仕上げも良くないのか針が拾う雑音も多く、再生状態はそんなに良くなかったです。それでも再生されるサウンドそのものは薄っぺらくなく、彫りが深くて良い音のなのが印象的でした。

B面はキース・エマーソンの荘厳なオルガンで始まる「The Three Fates」、カール・パーマーのドラミングが印象的な「Tank」、そしてグレッグ・レイクのソロかと思える「Lucky Man」の3曲で、今から思えばソロアルバムから3曲を集めたかのようでした。それぞれのソロパートを集めた、後のアルバム「Works Volume 1」のABC面を思わせますね。

エマーソンのキーボードを期待して聴いていた中学生の私には、「Lucky Man」はちょっと地味に思えたかな。

それであまり歌詞に注目して聴いたこともなく、漫然とタイトルどおりに「幸運な人」の歌なのかと思っていました。それにしては歌詞の最後では死んじゃいますし、よくわからない歌だなと思っていました。

改めて歌詞に注目して聴いてみると、最初の節では彼は白い馬を複数形で所有していたとあるので、身分の高い人であることが示唆されます。それで過去形なので今は所有していないのですよね。そしてドレスの多くの女性が並んで待つ the door って、教会のドアでしょうか。

彼はなんてラッキーマンだったんだろう、とここも過去形のコーラスに続く第2節では白い羽布団と金でカバーされたマットレスと高級なベットなのですが、「彼は横たえられた」って受け身です。だから、彼は遺体であると思われます。

ここまで、第1節と第2節が葬式を描写している歌ですよね。

コーラスとギターソロの後の第3節では、国のために、そして彼自身の栄光のために戦争に行った。そして、第4節では弾に当たって死んだ、いくらお金を持っていても救われなかった。こんな歌詞です。

全然ラッキーじゃなくて、戦争と貴族を皮肉っているのですよね。そう思うようになってから、この曲を聴く頻度が上がりました。

ELPの前のバンドのキング・クリムゾンのファーストアルバムの衝撃的な「21世紀のスキゾイド・マン」もベトナム戦争に対するプロテストソングだそうですし、グレッグ・レイクはずっと反戦的な歌を、それも声高に主張するのではなく皮肉って歌っていたように思います。

それが昇華されたのが、実質的なラストアルバムの「ラブ・ビーチ」のB面を占める組曲の「Memories of an Officer and a Gentlemen」でしょうか。こちらでは(たぶんドイツ軍の)爆撃で亡くなるのはロンドンにいる新婚の奥さんの方ですけれど、Officer で Gentlemen である彼は悲しむこともできず国のために尽くすって歌詞ですよね。「Lucky Man」の歌詞をより高度に昇華させて、戦争の悲劇とそんな生き方をする貴族を強烈に皮肉った組曲なんだろうと思います。

話をファーストアルバムの方に戻すと、2012年にリリースされた2枚組版では、CD2はティーブン・ウィルソンのリマスタリングによるオリジナルアルバムです。こちらは特にB面の方は音源がなかったのか随分妙な構成になっていますけれど、その後のCD最後に入っているデモ版の「ラッキー・マン」2曲はとても興味深いです。

最初の方はもっとアコースティックギターとコーラスが目立ったフォーク調の仕上がりで、ドラムもキーボードも入っていません。コーラスの「ウー」って入るところが力が入りすぎで垢抜けない感じがします。

2曲目の方はドラムも入ってコーラスも洗練されて完成版に近づきますが、途中のギターソロがなくてコーラスだけです。そして、最後にはキース・エマーソンのムーグサウンドの代わりにエレキギターをかき鳴らすソロが入っています。これがのちのムーグサウンドに置き換わったようです。

この2曲は、曲を完成させるアレンジの過程を垣間見ているようでとても興味深いと思います。残念ながら Apple Music では聴けないようです。入手するならCDの2枚組版が良いと思います。

Emerson, Lake & Palmer / Wheeling, West Virginia

エマーソン、レイク&パーマー、ELPの1977年の Wheeling のラジオ放送ライブ音源『Emerson, Lake & Palmer / Wheeling, West Virginia』です。

Emerson, Lake & Palmer / Wheeling, West Virginia

ELPでAmazonを検索していて見つけました。寒そうなジャケットですけれど、「Fanfare for the Common Man」のプロモーションビデオを撮った時の写真かな。

1977年のライブは公式版も含めていくつも持っていますけれど、ELPとなるとつい手が出てしまいます。持っている音源とカブっていないと良いな。

Emerson, Lake & Palmer / Back In The Fatherland: Dusseldorf Broadcast 1971

エマーソン、レイク&パーマーの1971年のライブを収録した『>Emerson, Lake & Palmer / Back In The Fatherland: Dusseldorf Broadcast 1971』です。

Emerson, Lake & Palmer / Back In The Fatherland: Dusseldorf Broadcast 1971

ブート起こしっぽいなと思いながら買ったのですけれど、やっぱりそんな感じです。テレビ放送音源ということで、音質はそれほど悪くはないです。そのうち、Alive The Live でもリリースされるかな。テレビ放送にあわせたのか、曲順も入れ替わっているようです。トラック4の「バーバリアン」がオープニングっぽいです。あと、トラック3の「Blues Jam」ですけれど、前半は「Tiger in a Spotlight」そのままのメロディーなのでビックリ。歌詞は違いますし、何かの曲のカバーなのでしょうか。後半の「Nutrocker」とメドレーになっています。このトラックはアンコールっぽいです。

そして、「Rondo」に続いて、トラック6にはまた「Nutrocker」が入っています。2回演奏したのか、別の日の演奏なのかな。テンポもだいぶ違います。

テレビ音源ならば、ビデオをリリースしてくれれば良いのにね。