Yes / Fragile の Super Deluxe Edition

イエスが1972年にリリースしたアルバム『Fragile』のスーパーデラックス版、6月28日に Rhino からリリースです。

Yes / Fragile Super Deluxe Edition

前回は2015年にCD+Blu-rayでデラックス版が出ましたが、9年経って新たなデラックス版のリリースとなります。

今回はCDとBlu-rayに加えて、アナログLPもセットに入るのが今時らしいです。2024リマスターに加えて、2024リミックス、2024インスト、それから 5.1DTS-HD と ATMOS ミックスが入るそうです。Blu-rayに収録されるバージョンは当然ハイレゾになるのでしょうね。リミックス担当はスティーブン・ウィルソンで前回のリミックスは音像が結構変わっていましたが、今回はどうでしょうね。あと、虐殺を続けるイスラエルを支持するスティーブン・ウィルソンの触れた曲を聴くのには抵抗を感じめす。

CD3と4はレアテイクとライブですけれど、2015年版のレア曲に追加した感じになるようです。ライブが少ないのが意外でしたが、ライブだけ別にリリースする予定でもあるのでしょうか。

2015年と異なるのは、ストリーミング配信(サブスク)でも聴けそうなところですね。ハイレゾではないのでLPもCDも不要なので嵩張るメディア版は入手しないつもりですけれど、ダウンロード版を買うかどうかはサブスクで聴いて決めようと思います。

The Yes Album」につづいてスーパーデラックス版も2作目となります。危機と海洋地形学は出そうですね。「Relayer」もスーパーデラックス版をリリースしてほしいな。

それ以降のアルバムは2015年のデラックス版の時は出ませんでしたが、今回はどうでしょうね。「90125」もデラックス版を出しても良さそうですけれど、どうかな。

Shure SE215SPE と SednaEarfit ORIGIN

有線イヤホンの Shure SE215 Special Edition とイヤーピースの SednaEarfit ORIGIN を組みあわせて使っています。

Shure SE215SPE

SE215は10年以上使われていてカナル型イヤホンとして有名ですけれど、入手したのは初めてです。リパッケージしてマイク付きケーブルや Bluetooth ワイヤレスケーブルもついた AONIC215 という版もありますが、シンプルな 3.5mm ケーブル付きの SE215 の方にしました。

オリジナルの透明なブルーのユニットは綺麗です。また案外と小柄で耳にすっぽりおさまります。ケーブルはイヤホンに近い部分は針金でも入っているのか固めとなっていますが、特に形は作っていないので耳に沿うように自分で曲げる必要があります。

最近の中国製イヤホンのケーブルは耳に近い部分は弾力がある丸型になってるので装着しやすいですが、このあたりは技術の進歩を感じます。

標準でついているフォームタイプのチップで聴くと、ややおとなしめの音が鳴る気がします。

AZLA SednaEarfit ORIGIN Standard

ここで、イヤホンを AZLA の SednaEarfit ORIGIN に替えてみました、というかこのイヤーチップの話をカジェログさんのブログ記事「初代SednaEarfitが耳に優しくなって帰ってきた!AZLA SednaEarfit ORIGIN レビュー」で読んで SE215 を入手しました。

SE215のノズルは細目となっているのでよく見かけるイヤーチップは使えません。そこで、上の写真の下にある黒いブッシュをノズルに入れてからイヤーチップを装着します。

SednaEarfit ORIGIN は装着感もよく、高音域もシャープになった気がします。私は M-ML-L パッケージを買ったのですが、MLがちょうど良い感じでした。個人差もあると思うのですが、サイズによる変化があるのでイヤーチップ選びも迷います。

SE215 と SednaEarfit の組み合わせで、Xperia 5 のイヤホンジャックにつないで音楽を聴くのにちょうど良い感じです。

AKG のワイヤレスイヤホン N5 Hybrid

AKG のワイヤレスイヤホン N5 Hybrid、5月17日発売予定です。

AKG N5 Hybrid

Bluetooth 接続のイヤホンですけれど、SBC、AAC に加えて LDAC に対応しているので、Xperia 5 とは LDAC で接続してハイレゾで聴けそうです。

また、新規格の LC3plus にも対応していて、こちらには USB-C ドングルが付属しています。これを使えば、iPhone 15 で LC3 接続でハイレゾで聴けそうです。これまで iPhone はLDAC は使えず、ロッシーな AAC のみの対応でしたのでハイレゾが聴けませんでしたが、これなら良さそう。ドングルはイヤホンと共にケース内に収納できるので使い勝手も良さそうです。

今も開放型のヘッドホン AKG 712 Pro を使っていますし、以前にはワイヤレス・有線両用のヘッドホンを使っていたこともあるのですが、どちらも音がいいです。 N5 Hybrid も音は良いものと期待しています。AirPods Pro よりも良い音で聴けるかな。

Moondrop MIAD01 が良さそう

5G対応の Hi-Fi オーディオプレイヤーである Moondrop MIAD01 に興味を持っています。

MOONDROP MIAD01 5G Mobile Smartphone HiFi Audio Device

5G に対応していて、Apple Music や Amazon Music、Spotify などのストリーミングサービスに対応していて、3.5mm と 4.4mm バランスのイヤホン出力を持っているオーディオプレイヤーです。

FIIO M11 Proソニーウォークマン NW-WM1AM2 などのアンドロイドDAP(デジタルオーディオプレイヤー)を使っています。

どちらも FIIO Music やミュージックなど純正のアプリを使ってSDカードに入れた音源を聴くには音も良くて不満もないのですが、ストリーミングサービスのアプリを使おうと思うと動作がとても遅く反応も鈍いのに不満を持っています。使えないわけではないのですが、快適とは言い難いです。

FIIO Music は DLNA アクセス機能を持っているので、NAS の Soundgenic に入れた音源を聴くのに便利です。これはウォークマンと比べると大きな利点だと思います。

それで FIIO KA17AK HC-4 のドングル型DAC、それから最近では iFi Audio ZEN DAC 3 を iPhone とUSB接続してイヤホンやヘッドホンを使っています。特に、ZEN DAC3 は使い勝手も音も良いのでテーブルに置いて使うなら満足度は高いと思います。ストリーミングアプリはスマホで動作するので、CPU能力としては十分ですし。

そんな中に中国で販売が始まった Moondrop MIAD01 はスマートフォンとして見るとミドルレンジだそうですが、ストリーミングアプリは問題なく使えるそうです。4.4mm バランス出力を持っていて音質もそれなりに良さそうです。

キャリアはソフトバンク向きということなので、LINEMO を使うと良いのかもしれないですね。私は Wi-Fi で主に使うので、外で使う時は iPhone のテザリングでいいかなと思っています。

ただ、Moondrop は中高音域重視でアニメや女性ボーカルを聴くのに向いた音質との評価もあるので、硬質な音が好きな私の好みとあうかはちょっと気になっています。

Moondrop Japan が技適の申請を進めているとのことなので、日本版が出たら入手して Apple Music とそれから Roon Remote で使ってみたいと思います。

iFi Audio ZEN DAC 3 届きました

ZEN DAC の第3世代のモデル、iFi Audio ZEN DAC 3 届きました。

IFi Audio ZEN DAC 3.

パネルデザインが新しくなり、つまみやスイッチも品質が上がって高級感が出ました。

付属しているケーブルは USB-A to USB-C なので、手持ちの USB-C ケーブルを使って iPhone と接続して Apple Music や Roon Remote で曲を聴いています。電源は iPhone から供給することになるのでドングル DAC と同じ形態の接続ですが、ZEN DAC 3 の方が余裕のある鳴り方の気がします。持ち運びを考えていないので小さく作る必要がないのが利点となっているのでしょうか。

DAC で使う時に気になるのがボリュームの扱いですけれど、iPhone と ZEN DAC の組み合わせでは iPhone 側のボリューム設定は無効となっているようで、いちおう画面やボタンで操作はできるのですが音量は変わりません。音量は ZEN DAC 前面のつまみで操作することになります。ボリュームはアナログ式っぽい動きなので、細かい音量調整も自由にできます。この点はとても使いやすいと思います。

電源を iPhone から供給していても、イヤホンであればそんなにパワー不足は感じません。ソニーのヘッドホン MDR-MV1 をバランス接続してみましたが、こちらもそんなに力不足の感じはしません。

とはいえ、手元にあった電源アタブタの iPower II (5V) を接続すると、音量も少し上がりますし音のパワー感が増します。電源プラグを接続しても ZEN DAC 側では特に表示も何もないのですが、やっぱり音は変わります。手軽に聴く時には iPhone パスパワー、良い音で聴きたい時には電源をつなぐ感じでしょうか。

ヘッドホンアンプの ZEN CAN も第3世代の発売が予告されていますけれど、ZEN CAN をつなげばさらに良い音になるのでしょうね。

Astell&Kern AK HC4

Astell&Kern のドングル型 DAC AK HC4 を入手しました。

Astell&Kern AK HC4

ちょっと前にセールで3万円だったのを見て買いました。評判の高いDACだけあって動作も安定しています。4.4mm端子でバランス駆動もできますし、素直に良い音と思います。

アップサンプリング機能もありますが、こちらは音の細やかさに変化がつく感じです。

大きさや重さは FIIO KA17 とそんなに変わらず、iPhone からぶら下がる感はありますが邪魔になる程でもないかな。

ボリュームコントロールは iPhone と連動していて、DACとiPhoneのボリュームボタンはどちらを操作しても同じ動作となります。ボリューム変化のステップはやや大きめなので、この点はちょっと気になるかもしれません。

xDSD Gryphon をUSB接続すると、iPhone のボリュームボタンでは5dbステップで連動して変化し、前面のノブを使ってここから1dbごとに調整できます。この点はよくできています。

FIIO KA17 は iPhone のボリュームとは独立しているので iPhone のボリュームを最大にして使う手間はありますが、本体のボリュームボタンを使って細かくコントロールできます。

DACの音質は値段に従って良くなると読んだことがありますが、そんな感じはしますね。HC4 の上のクラスというと iBasso DC-Elite や iFi Audio Go Bar 剣聖 あたりになるのかと思いますけれど、値段も8万円くらいになりますし、大きく重くなりそうなので、持ち歩き用には HC4 や KA17 くらいで良いかなと思っています。テーブルの上で使う時は、ZEN DAC 3 を使おうと思っています。

iFi Audio ZEN DAC 3

DAC/ヘッドホンアンプの iFi Audio ZEN DAC 3、4月26日発売です。

IFi Audio ZEN DAC 3.

デザインがカッコよくなったのもありますけれど、入力が USB-B から USB-C に変わったのも大きいと思います。これで iPhone と USB-C ケーブルで直結できますし、USB-C の方が電源供給も安定する気がします。

iPhone で Apple Music を聴くには DAC のスペックアップはあまり関係ない気もしますけれど、XBass+ がバージョンアップしたのは良さそうです。あと、Roon Remote アプリで DSD を聴く時に DSD256 まで対応になりますかね。

最近はイヤホンで聴くことが多くなってきたのですが、座って聴くなら必ずしも USB ドングル型の DAC でなくても良さそうです。ZEN DAC 3 なら Mac を使う時にテーブルの上に置いて iPhone で鳴らせそうです。最近よく聴いているイヤホンもヘッドホンも 4.4mm バランスで駆動できそうです。また、以前に買った 5V の iPower II を今は使っていなくて余っているので、よりパワフルな音で聴きたくなったらこれを使って電源をつなげば良さそうです。

ZEN DAC

試しに、手持ちの第2世代 ZEN DAC に、付属の USB B to A ケーブル、それから A から C への変換のために Apple USB-C アタブタを使って iPhone や Xperia を接続してみたら、パスパワーでもパワフルで良い音で鳴ります。ボリュームノブが動きやすいこともあって持ち歩きには向きませんが、テーブルに置いて聴くならドングル型 DAC よりも良い音で聴ける気がします。

アナログ部分も進化しているでしょうし、ZEN DAC 3 ならさらに良い音で聴けそうかな。

初回発売の5000台は4万円で、そのあと4万4千円に値上がりするそうです。第2世代の3万3千円からするとだいぶ価格が上がります。初回のうちに入手しようと思います。

e-イヤホンや逸品館などのお店で予約を受け付けているようです。

イヤホン用のバランス接続ケーブル Tripowin Altea 6N単結晶銅ケーブル

イヤホン用のバランス接続ケーブル、Tripowin Altea 6N単結晶銅ケーブルです。

Tripowin Altea

ちょっと前に買った Kiwi Ears Quintet、付属のシングルエンド3.5mmケーブルには特に不満がないのですが、バランス接続用ケーブルとして入手しました。

このケーブルは発売は2021年8月とちょっと前になりますが評価の高い定番のケーブルみたいです。Amazonでセールしていたので選びました。Quintet と組み合わせてみると、分離感がよくパワフルな低音域とシャープな高音域の音が出て満足しています。コネクタ部分がシルバーなのも本体の色とマッチしている感じです。

ケーブルも何種類か買ってみたのですが、材質などケーブルの性質によって結構音が変わる感じです。スピーカーだとケーブルの交換はアンプの後ろに回って長くてかさばるケーブルを交換するので一苦労ですけれど、イヤホンなら手軽に試せますし使わないケーブルをしまっておく場所にもそんなに困りません。先週末に大阪で開かれたポタフェスもなかなか入場できないくらい盛況だったようですけれど、人気にもなりますよね。

LETSHUOER Cadenza4 届きました

発売されて割とすぐに注文してあったイヤホンの LETSHUOER Cadenza4 が届きました。

LETSHUOER Cadenza4

LETSHUOER Cadenza4 はダイナミックドライバー1基とBA(バランスト・アーマチュアー)3基のハイブリッド構成で、4万円くらい、ドルの価格は249ドルです。価格 220ドルの Kiwi Ears Quintet とドル価格は15%くらいの差なのですが、買った値段は1万円以上の開きがありました。発売時期や割引の関係もありますけれど、円安で円の価値が下がったことの影響も大きそうです。

Cadenza4 のパッケージを開けると、例によってイヤホン本体とケーブルは別になっています。チップはバランスタイプとボーカルタイプの2種類が付属していますが、バランスMがもともと装着されているので、そのまま使っています。

本体にもLRの刻印があり、ケーブルにもLRが明記してあるので迷わずに接続できます。プラグも 4.4mm/3.5mm/2.5mm の交換式なのですが、4.4mm にしました。銀色で美しくちょうどいい感じの太さのしなやかなケーブルなので、リケーブルせずにそのまま使っています。

バランス接続して鳴らしてみると、レビュワーの皆さんが絶賛されているだけあって、あんまりクセのない良い音です。低音域も高音域も特にどこか特定の音域を強調はしている感じはありません。強調感はないのですが、すごく低い低音からちゃんと響いて聴こえます。また高音域は耳障りな音は出なくて滑らかですが、ジャズのギタートリオやピアノトリオはとても雰囲気良く聴こえます。全般にアナログ的な暖かいサウンドのように感じます。

音がいいのでちょっと試し聴きから曲を聴きここんでしまうのですが、聴いている間にも少しずつ音が変わってゆく印象です。エージング効果はだいぶありそうなイヤホンです。ELACのスピーカーのようにエージングで化けたりしますかね。

私の好みとしてはもうちょっとシンバルに鳴ってほしい気もするのですけれど、もう少しエージングが必要でしょうかね。

ルーターとハブの間に LAN iSilencer を入れて音質改善

うちのシステムで Mac mini を使ってアンプとスピーカーで Apple Music を聴くときには以下のような経路で信号が流れます。

インターネット->[ルーター]-(LAN)->[ハブ]-(LAN)->[Mac mini]-(USB)-[iSilencer+]->[PMA-1700NE]

ハブにはオーディオ用の Silent Angel N8 を使っています。Mac mini と PMA-1700NE を接続するUSBケーブルにはノイズフィルターの iSilencer+ が入れてあって、これはノイズ低減にかなり効果がありスッキリした音になります。

ルーターとハブの接続を光に変更してノイズを減らす記事を見て光接続への変更を考えたのですが、ルーターとハブ間のノイズが問題になるのならフィルターを入れてみようと、以前ストリーマーに入れて効果の大きかった LAN iSilencer を入れてみました。

iFi audio LAN iSilencer

配線としてはこうなります。

インターネット->[ルーター]-(LAN)-[LAN iSilencer]->[ハブ]-(LAN)->[Mac mini]-(USB)-[iSilencer+]->[PMA-1700NE]

そうしたら、これも聴き比べる必要もないくらいはっきりした効果があり、ごちゃっとした音だったのが全体的に分離感の良いクリアな音になりました。Apple Music の音質がこんなに大きく向上するとは思っていませんでしたが、もっと早く入れればよかったです。オーディオ対応のハブを買ったのに、普通のルーターからノイズが流れ込んで音を劣化させていたということになりそうです。

もちろん光接続にすればもっと音質は向上するのでしょうけれど、光接続にするのに23万円という価格に対する費用効果を考えると、LAN iSilencer でバランスが取れている気がします。

ストリーマーについていた iSilencer をルーターに移したのですが、ハブのノイズが減ったならここにつながっているストリーマーには入れなくても大丈夫ってことにはならないかな。

しかし、Tidal も Qobuz も日本にはきませんし、Apple Music がこんなにいい音で聴けるならストリーマーも不要だったかもしれません。