King Crimson Collectors Club 49/50 – Live in Montreal, July 11, 1984

キング・クリムゾン・コレクターズ・クラブの久々のリリース、49と50の二つの番号がついたCD+DVDで、1984年のモントリオールのライブ『King Crimson Collectors Club 49/50 – Live in Montreal, July 11, 1984』がリリースされます。

King Crimson Collectors Club 49/50 - Live in Montreal, July 11, 1984

DVDには公式ライブ盤「Absent Lovers」の元になった1984年7月11日の2回の公演の音源を収録しているそうです。また、トニー・レヴィンが撮影した映像が2本収録されているそうです。バックステージの映像でしょうか。2日分の音源を全て入れるとCD4枚くらいになりそうですけれど、CDには何を収録しているのでしょうね。

発売日は決まっていないようですけれど、DGM Shop では予約を受け付けています。気長に待ちますかね。とはいえ、DGM Live Shop に注文すると送料がかなりかかるので、国内のCD屋さんの扱いを待つつもりです。

あと、コレクターズクラブはこのリリースが最後となるようです。ちょうど50で終わりにするために、49,50と二つ番号をつけたのかもしれないですね。

Whitesnake / The Purple Album: Special Gold Edition

英国のハードロックバンドであるホワイトスネイクが2015年にリリースしたディープ・パープルのカバーアルバム『The Purple Album』、スペシャルゴールド版が10月13日にリリースされます。

Whitesnake / The Purple Album: Special Gold Edition

音源はCD2枚組で、CD1は2023リミックスが収録されます。CD2はライブと別テイクに加えて、1972年のディープ・パープルのオーディション向けの音源が収録されるそうです。採用されるきっかけになったのはどんな音源だったのか、興味が湧きます。

あと、ライブアルバムの「The Purple Tour」もありますけれど、CD2に収録されるライブはこれとは別音源なのか、それともライブ盤の抜粋になるのでしょうか。

メディア版には Blu-ray がありますが、ライブ映像やプロモビデオが収録されているとのことで、ハイレゾ音源は入っていなさそうです。

配信では「Burn」が先行公開されています。10月のリリースに向けて、あと数曲は先行公開されるのかな。

「The Purple Album」はしばらく配信から消えていて残念だったのですけれど、ゴールド版のリリースに向けて消したのでしょうね。ちょっと消す時期が早すぎるような。でも新リミックスで音が良くなったバージョンが聴けるのは嬉しいです。

King Crimson / Larks’ Tongues In Aspic の 50周年記念版

キング・クリムゾンの1972年リリースのアルバム『Larks’ Tongues In Aspic』の50周年記念版、10月13日リリースです。

King Crimson Larks Tongues In Aspic

パッケージは2CD+2BDからなります。CD1はスティーブン・ウィルソン・ミックス、それからインストミックスが3曲だけ入っていますけれど、もともとインスト曲の多いアルバムですものね。そしてCD2はデヴィッド・シングルトンによるエレメンタリー・ミックスが収録されます。こちらは、Book of Saturday と Exiles が除かれた短縮版のです。Exiles は再結成トリプルドラム期にも一度も演奏されなかったですものね。

Burning Shed には詳しいトラックリストが載っています。BD1 はスティーブン・ウイルソン・ミックスのサラウンド、ATMOS、それから 24bit/96KHz ステレオ、それからエレメンタリー・ミックスを 24bit/96KHz で収録しています。

BD2 には、30周年記念版に入っていたオリジナル・マスターを 24bit/96KHz で収録しているのと、40周年記念版に入っていた “Keep That One, Nick” を収録しています。それから、レコーディングセッションの全てを 24bit/96KHz で収録しています。

40周年記念版でリミックスと当時のライブを収録したボックスセットをリリースしたのでネタ切れになったかと思っていたのですけれど、ATMOS サラウンドとレコーディングセッションを収録して50周年記念版とするのですね。

あと、24bit/96KHz のハイレゾ収録とありますが、今回のは大丈夫かな。ハイレゾ音源は Mac でアプリの Audirvana を使って再生しているのですが、これには音源の周波数特性を分析する機能があります。40周年記念版に収録されていた 24bit/96KHz 版の特性をみたところ、ハイレゾではなくてCDクオリティだと表示されます。

King Crimson Exiles Frequency Response

70年代後半のクリムゾンのアルバムは、24bit/96KHz 版であっても高音域に伸びがなく詰まった感じの音質だと思っていたのですけれど、この周波数特性を見れば納得です。BDへの収録は 24bit/96KHz ではあっても、元音源のクオリティがハイレゾではなくCDクオリティなのだと思われます。日本製品にもよくあるアップコンバートによる偽レゾでしょうか。50周年記念版は、ちゃんとハイレゾ収録されていると良いのですけれどね。

場所をとる大きなボックスセットはもう置く場所がないので50周年版はスキップしようかと思っていたのですけれど、今度は At 50 Film と同じようなCDサイズの箱になるのでしょうね。それなら収納場所はあるのですけれど、音のクオリティが本物のハイレゾかどうかが気になっています。輸入盤の価格を見て考えましょうかね。

2023.8.18 追記)
Diskunion で8000円弱でした。この価格なら入手しても良いかな。Diskunion の案内には、Elemental Mix は初期のセッションから構成した音源とあります。これは面白そう。

King Crimson / Mr. Stormy’s Monday Selection Vol. 12 リリースされました

King Crimson の DGM Live! サイトで、『Mr. Stormy’s Monday Selection Vol. 12』がリリースされました。

King Crimson / Mr. Stormy's Monday Selection Vol. 12

価格はいつもと同じく、MP3が10ドル、FLACが13ドルです。

最初の頃は未発表トラックの発掘の色彩が強かった Mr. Stormy’s Monday Selection ですけれど、最近は一部のパートのみ取り出したり、時代の違う音源を貼り合わせて曲を構成したりするものが増えた印象です。

まあ、King Crimson のスタジオアルバムは2003年リリースの「The Power To Believe」が最後、ということで20年も前ですし、2014年の再結成に続くツアーも2021年に終わってしまいましたし、しょうがないかもしれないですね。

あとは、2018年のライブを収録した「Live in Rome」、それから再結成ツアーの最終公演となった2021年12月の東京のライブ「Starless – The Final Concert」が予定されているくらいでしょうか。最終公演は Blu-ray が出るのを期待しています。

King Crimson / In The Court Of The Crimson King – King Crimson At 50 届きました。

キング・クリムゾンのドキュメンタリー『In The Court Of The Crimson King – King Crimson At 50』、輸入盤の限定版が届きました。

King Crimson / In The Court Of The Crimson King - King Crimson At 50

ライブ映像の Blu-ray/DVD と CD を追加した限定版、今回はリリースが遅れることもなく予定通り12月2日に発売となって届きました。

早速ライブを収録した Blu-ray 2 を観ました。2018年のスタジオライブは 24bit/48KHz、ロック・イン・リオのライブは 24bit/96KHz で収録されています。それぞれ、サラウンドとステレオが入っていますけれど、サラウンドの臨場感もなかなかです。

とうとうこのメンバーでスタジオ盤の制作はありませんでしたけれど、リハーサルスタジオで収録したと思しきスタジオライブが一応それっぽいのかな。冒頭の Radical Action Suite が新曲になりますけれど、短縮版ではなくてフル収録版が録音されたのは嬉しいです。

リオのライブの方は観客の反応も凄くて、メンバーの表情も嬉しそうです。こういう演奏は日本公演ではなかったですね。

CDは最近のライブ音源が中心ですけれど、例によって新旧未発表も含めてさまざまな音源を収録しています。CD4の最後に収録されている2021年12月8日東京公演の「Starless」は、リリース予定のアルバム「Starless – The Final Concert」からとあります。この演奏は映像版がBlu-ray/DVD 1 に収録されていて YouTube でも公開されていますけれど、パッケージリリースの予定があるのですね。CDだけでなく、Blu-ray もセットで出ることを期待しています。

King Crimson / In The Court Of The Crimson King – King Crimson At 50

キング・クリムゾンのドキュメンタリー『In The Court Of The Crimson King – King Crimson At 50』、11月11日発売です。

King Crimson / In The Court Of The Crimson King - King Crimson At 50

ドキュメンタリーを収録した Blu-ray+DVD のセットが11月11日に発売になります。さらに、ライブ映像のBlu-rayとCDを追加した限定版が12月2日発売です。限定版の方は入手するとして、ドキュメンタリーだけを収録した版を入手するかは迷うところ。

限定版の Blu-ray 2 には2018年に収録したスタジオライブと、2019年のリオのライブ、それから「Gentlemen Of The Road」と出したバックステージの映像が入るそうです。サウンドのクオリティが気になります。24bit/96KHz で収録されていると良いのですけれど。

また、限定版にはCDが4枚入りますが、トラックリストから想像するとCD1とCD2はドキュメンタリーのサウンドトラックで、CD3とCD4はさまざまな音源を収録している感じです。ツアーCDのドキュメンタリー版の位置付けでしょうか。

YouTube でも公開されていた、最終公演となる2021年12月8日の「Starless」の映像や音源も Blu-ray と CD に収録されています。最終公演は全体が映像化されるのかと思っていましたけれど、そうはならなさそうな気もしてきました。

また「ドキュメンタリー映画・クリムゾンキングの宮殿パッケージ版発売情報」によると、日本盤は12月21日に発売予定とのことです。あと、こちらには Blu-ray 2 のスタジオライブは 24bit/48KHz、リオのライブは 24bit/96KHz 収録との記述があります。

日本盤はリリース時期も遅いですし価格も相当高価になるでしょうね。英語ですからひととおりはわかるとは思うのですけれど、一応日本盤のスタンダートパッケージを入手して字幕を見ることにしますかね。

これが、キング・クリムゾンの最後を飾るパッケージになるのでしょうね。ドキュメンタリーだけでなく、スタジオライブの映像と演奏も楽しみです。

Robert Fripp / God Save The Queen / Under Heavey Manners

ロバート・フリップの1980年発表のアルバム『God Save The Queen / Under Heavey Manners』と、1981年発表のアルバム『Let the Power Fall』がCDで6月1日に再発になります。

Robert Fripp / God Save The Queen / Under Heavey Manners

Robert Fripp / Let the Power Fall

どちらもデビッド・シングルトンの手になる2021ミックスです。前者には、後でリリースされたコンピレーションに収録された「God Save The King」も入るそうです。また、後者には「1984」の別ミックスも収録されます。

おそらくボックスセット「Exposures 1977-1983」に収録された音源の単体発売で、ボックスの方では Blu-ray にハイレゾ版も収録されているので聴くのには十分なのですけれど、ボックスにはジャケットは収録されていないでしょうから、『God Save The Queen / Under Heavey Manners』の方はCDも買っておこうかという気分になります。

まだ Amazon や diskunion には載っていないようです。

King Crimson / Music is Our Friend, Live in Washington, D.C. and Albany, 2021 CD

キング・クリムゾンの2021年のライブ音源『King Crimson / Music is Our Friend, Live in Washington, D.C. and Albany, 2021』、11月19日発売です。

King Crimson / Music is Our Friend, Live in Washington, D.C. and Albany, 2021 CD

このツアーが最終公演になるとされていますけれど、そのUSツアーの最終日、2021年9月11日のワシントンの公演を収録しています。CDは2枚組ですけれど、CD2のトラック5、「スキゾイドマン」までがこれに相当するようです。そしてUSツアーの 2nd leg 初日の8月22日 Albany The Egg の公演から、CD2の最後の4曲が収録されているそうです。

11月末から12月にかけて、最後の日本公演となると思われる来日がありますけれど、コロナのこともあるので今のところは行くつもりがありません。その分、このCDを聴いて楽しもうと思います。

King Crimson / The Complete 1969 Recordings

昨年のうちに予告されたもののなかなか発売されなかった、キング・クリムゾンの『King Crimson / The Complete 1969 Recordings』、10月23日発売です。

King Crimson / The Complete 1969 Recordings

今のところは Burning Shed のみで145ポンドですけれど、そのうち Diskunion や Tower にも載るかな。

中身は、昨年に発売された50周年記念版に、当時のライブ音源とセッション音源が加わっています。ライブは既発のものですがリマスタリングが加えられているようです。Disc4と5に収録されている1969年9月6日のChesterfield Jazz Clubのライブは、ジェネレーションが新しい音源が見つかったようですね。

Disc 12 はセッション音源のコラージュでしょうか。

面白そうなのは、今回初めて Blu-ray の Disc 24 に立体音響の Dolby Atoms Mix が収録されたことですね。どんな音響に仕上がっているでしょうか。

それから、CD の Disc 25 と Blu-ray の Disc 21 に Giles, Giles and Fripp の音源が収録されています。これは、既発のアルバムではなく、新たに選曲してリミックスされたものだそうです。

これだけ待たされましたし、今回は遅れない…かな。

Robert Fripp / Music For Quite Moments 1

DGM Live で、Music For Quite Moments としてロバート・フリップの音楽が毎週金曜日に50週公開されることになりました。

Robert Fripp / Music For Quite Moments 1

海外では、Apple Music や Spotify でも公開されているようですが、例によって日本では DGM Live のダウンロードと YouTube の公開のみとなっています。

1週目は「Music For Quite Moments 1」ってタイトルがつけられていますけれど、この調子で番号だけ変えていくのかな。

新録音ではなくて、2007年6月3日のMendozaのライブ「Pastorale」です。

私は DGM Live からダウンロードしましたが、KC50 と同様にこれから1年近く毎週楽しめそうです。