原子力発電所の爆発以来、心安らぐときが無かった2011年もようやく年の瀬を迎えました。夏頃には再度核爆発が起きて日本は滅亡してしまい、年は越せないのではないかと思ったときもありましたが、幸いそうはなりませんでした。
原発事故と震災対応の酷さによって、日本政府官僚と、菅直人内閣、野田佳彦内閣、そしてその後ろに隠れている経団連のダメさが表に出てきました。来年は、このダメな人たちを一掃する必要があります。
もう日本のレコード会社も、出版社もすっかり見放しているのですが、やはりその背景は経団連企業が腐っているからですね。日本社会は根本的に作り直さないといけない時期にさしかかってきていると感じます。
今年は、相次いでオンラインのビデオレンタルサービスが始まりました。Apple TV を買ったこともあり、これで映画をレンタルしてみるのが当たり前になりました。よっぽど入れこまないとBlu-rayを買おうとは思いませんし、レンタル屋に出かけるのも面倒なのでいかなくなりました。
あと、Hulu が始まったのも大きいです。米国のテレビドラマが好きでよく見ているのですが、Hulu で全て見ることができるようになりそうです。日本の業界は、まだ「放送」にこだわっているようですが、あんな不便なものはもう必要ありませんね。抵抗ばかりしていた日本のテレビ業界も、これで潰れてくれれば良い。もう寿命は長く無さそうですね。
そういえば、とうとう今年も Kindle は出ませんでしたね。日本人はプラットフォームを作るのは不得意ですし、Kindleに挑んだところで相手にもならないでしょうに。こんな調子だから、ビデオ業界同様に、全ての市場を失うことになるのですね。日本の出版業会も早く潰れて、Kindle がやってくれば良いと思います。
ちょっと前までは、日本のレコード業界、テレビ業界、出版業界もいつかは旧弊な姿勢を改めて新しい時代に向かうものだと思っていたのでしたが、違いましたね。日本の旧弊な人たち、旧弊な会社は新時代に適応する能力がありません。むしろ、新しいシステムに対応した新しい人たちが新しい会社を興し、新しいコンテンツを提供するようになるのですね。作家も同様、旧システムは次第に消えてゆくのが日本の姿のようです。その速度は思ったより早そうですし、旧勢力は消えてくれた方が良い世界が早くやってきますね。
今年は、ピンクフロイドの全アルバムのリマスター盤が出ましたね。リマスター盤は10年くらい前にも一度ボックスセットが出て買っているのですが、それと比べても大幅な音質向上には驚きましたし、また新鮮な気分でサウンドが楽しめます。特に、初期の頃の斬新なサウンドを改めて見直しています。
これも、CDは The Dark Side of the Moon (狂気)と来年発売予定の The Wall だけで、その他は全て iTunes Store から入手しました。CDを購入する枚数も減りつつあり、CD屋に行く回数も激減しました。CDもなくなれば、音楽がますます身近なものになりそうです。
リマスター盤と言えば、Queen のリマスター盤も今年出ました。こちらは、iTunes Store の収録が DRMつき低音質バージョンの方だったので、結局全てイギリス盤を購入しました。結局、安くはついたのですが、やはりリッピングが面倒。高音質DRMフリーの iTunes Plus で提供してくれれば良かったのに。
現役のバンドのアルバムも、CDよりもオンラインの方が入手しやすくなりました。The Flower Kings のメンバーが作ったバンドの Agents of Mercy や Karmakanic のアルバムは印象に残っています。
今年は iPad、そして iPhone はそれぞれ新型に乗り換えたのですが、 iPod は値段が下がっただけで新モデルが出なかったのが残念でした。iOS5 というメジャーバージョンアップがあったので、そちらに開発パワーをとられてしまったのでしょうか。来年はどんな iPod で楽しませてくれるでしょうか。
そろそろ、アマゾン・ビンボーでは無くて Apple ビンボーにサブタイトルを代えた方が良いかもしれませんねw
それでは、良いお年をお迎えください。