2008年のアマゾン・ビンボー

年の瀬も押し迫ってきましたが、今年印象に残ったものを。

昨年あたりから、もとの Yellow Magic Orchestra のメンバーである、細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏の3人が集まって活動していましたが、Human Audio Sponge とか、HASYMO とか、違うバンド名を付けてアルバムを発表していました。それが、とうとう YMO というバンド名を関してアルバムを発表!その何ふさわしい、素晴らしい演奏だと思います。

LONDONYMO-YELLOW MAGIC ORCHESTRA LIVE IN LONDON 15/6 08-GIJONYMO-YELLOW MAGIC ORCHESTRA LIVE IN GIJON 19/6 08-

ジェネシスの、ピーター・ゲイブリエル在籍時代のSACDボックスセット。以前から何度も噂にはなっていましたが、その度に立ち消えになっていたので、半分くらいは今度も出ないんじゃないかと思っていました。それがリリースされて喜びもひとしお。

Genesis 1970-1975 [Hybrid SACD]

ELPの展覧会の絵、CD2枚組のデラックス盤がリリースされ、現存するライブ演奏が全て収録された豪華版となりました。展覧会の絵のCDも4セット目くらいになりますけれど(^^; これで決定版ということになるでしょうか。

Emerson, Lake & Palmer / Pictures At An Exhibition

今までのCDがあまり音が良くなかったので、待ち望んでいたリマスター盤です。いい音で聴けて、とても満足。

Fripp & Eno / No PussyfootingFripp & Eno / Evening Star

橋本一子と藤本敦夫のユニットである、カラード・ミュージックの1981年発表の唯一のアルバム「カラード・ミュージック」。ずっとCD化を待ち望んでいたアルバムでしたが、ようやく今年再発されました。

COLORED MUSIC / カラード・ミュージック

意外とと言っては失礼なw、力の入った演奏。キーボード、ドラム、ギターの3人編成で、イエスの曲を含むオリジナル曲をジャズ風に演奏しています。

Steve Howe Trio / The Haunted Melody

以前から、米国盤 DVD や HD-DVD を見て楽しんでいたバトルスター・ギャラクティカですが、とうとう日本盤DVDもリリースされました。来年1月6日からシーズン1の地上波放送も始まりますし、シーズン2の日本盤DVDの発売も予定されているので、楽しみです。

GALACTICA/ギャラクティカ 【起:season 1】DVD-BOX 1GALACTICA/ギャラクティカ 【起:season 1】DVD-BOX 2

HD-DVD でもボックスセットを買ったマトリックスですけれど、Blu-ray で、それも日本語字幕付きでリリースされたのは嬉しかったですね。

これも、とても楽しみにしていたDVD。もう何度見たか憶えていないくらいですw しかし、Blu-ray で再発を望むタイトルでもあります。来年公開予定の次の映画が楽しみです。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

今年も、本ブログを読んでいただいてありがとうございました。書いていただいたコメントや、Twitter などのマイクロブログサービスでいただいたコメントもありがとうございました。来年も、音楽や Blu-ray を楽しみたいと思います。みなさま、良いお年をお迎えください。

Steve Howe / Motif Volume 1

スティーブ・ハウのアルバム「モチーフ、Vol. 1」を聴いてみました。

Steve Howe / Motif Volume 1

ギタリストを務めているイエスやエイジアのライブでも、アコースティックソロのコーナーを持っています。このアルバムは、そのアコースティックソロの部分を収録している雰囲気です。歌抜きで、スティーブのギターがたっぷり聴けます。おなじみの Clap は意表をついてエレキギターで演奏しています。他に、Australia、Ram なども収録されています。

Jon Lord / Boom of the Tingling Strings

Jon Lord 作曲のアルバム「Boom of the Tingling Strings」を聴いてみました。

Jon Lord / Boom of the Tingling Strings

もともと、ディープ・パープルでキーボードを弾いていましたが、並行したソロ活動では、クラシックの流れを継ぐようなオーケストラ音楽のアルバムをリリースしてきています。昔は、バンド+オーケストラ形式の作品が多かったのですが、このアルバムでは作曲家に徹していて、演奏には直接加わっていないようです。

1曲目はピアノコンチェルト、2曲目はオーケストラのみの演奏です。

ピアノが本人の演奏でないのはちょっと残念な気もしますけれど、キース・エマーソンのピアノコンチェルト同様、ジャズやロックのセンスふまえた新しいオーケストラ音楽が聴ける気がします。

このアルバム iTunes Store にも載っていて、iTunes Plus でブックレットもついて900円ですから、お得な気が。クラシックの項目に分類されています。そういえば、レコード会社も EMI Classics でしたね。

地球が静止する日

映画「地球が静止する日」を観てきたので感想を。1951年の映画「地球の静止する日」のリメイクとされていますが、設定を借りてはいても、ストーリーはずいぶん異なります。これは元の小説「地球の静止する日」とも内容が異なるのと似ています。しかし、部分的には前作の映画よりも小説の設定に近いところもある気がしました。

以下ネタバレ。

で、観てきた感想なんです。非常に強力な力を持つ宇宙人が、他の宇宙文明の意志を代表するものとして表れ、人類の行いに審判を下すという話なのですが、これはアメリカ人の好きなストーリーですね。

スタートレック(宇宙大作戦)も、1966年のオリジナルシリーズのあと、20年くらいしてから1987年から1994年に渡って作られた新スタートレック(Star Trek: The Next Generation、TNG) の第1話で、Q 連続体という強力な能力を持つ宇宙人が裁判で人類に断を下そうとしますが、それとスゴくよく似たストーリです。この裁判の話は、TNG の最終話でもまた出てきていました。

一度はダメという判断をくだされた人類が、そのいい面を認められて執行猶予をもらうところも同じです。Q やクラトゥも、個人の意志じゃなくて、その後ろにある強大な力=神を暗示しているところもよく似ていると思います。映画では、ちゃんと球体は箱船だという話も出てきていました。人間は乗せてくれないわけですけれども。

映画じゃないですけれど、ディープ・パープルの「Child in Time」も、〜頭をたれて鉛の銃弾(=神の審判)を待て〜という歌詞ですし、彼らは神に審判されるというストーリーが好きなようですね。

しかし、映画のストーリとはいえ、米軍の国防に対する展開は組織立っていて素早いですね。本物もあんな風に機能してくれれば言うこと無いんでしょうけれどw

その米軍の軍事力の描写や、クラトゥが示す圧倒的な力をCGで描くところはスゴく良くできていて面白かったです。キアヌ・リーブスのファンだから、点が甘いかもw

あと、映画の話じゃないですけれど、上のオフィシャルサイトで、Adobe Air のウィジェットを使った映画のプロモーションをしているのが面白い。こんなやり方もあるんですね。

地球の静止する日 [Blu-ray]地球の静止する日 [DVD]地球の静止する日―SF映画原作傑作選 (創元SF文庫)

U2 / No Line on the Horizon

U2 の新作「ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン」、来年3月3日発売予定です。

U2 / No Line on the Horizon

CDJニュースにも出ています。

何故か、日本のアマゾンは英語で「No Line on the Horizon」と検索しても、日本盤の「ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン」のページに飛ばされてしまうという念の入りようです。2月25日にはリリースされるようですけれど。これはやはり日本のレコード会社の圧力なんでしょうか。

米国アマゾンから10ドルで、あるいは iTunes Store から入手しようかと思っています。

ダウンロード販売の方がCDより音がいい

キング・クリムゾンの1974年のプロヴィデンス公演のライブが、DGM Live に載りました。

この演奏は、既に公式のライブCD「The Great Deceiver, Vol. 1」で公開されているものと同じ演奏です。

このアルバムも既に持っているのですが、敢えて DGM Live のロスレス FLAC 音源も買って音質を比較してみました。

iTunes に取り込んで聞いてみたところ、やはりCDよりもFLACでダウンロードした方が格段にいい音です。既にCDを持っていても、改めてDGM Live から FLAC形式で買うだけの価値があると思います。

しかし、耳タコになって憶えるくらい聞いたこのライブですけれど、音質が良くなるとまた新鮮に聞けますね。

少し前から、日本のレコード会社はCDの素材を変えて音質を向上させたCDとの SHM-CD などをリリースしています。実際音質は向上しているのですが、素材を変えた程度で音質が向上するということは、逆に今のCD規格が音楽データをちゃんと伝達することに失敗していることを示しているにすぎません。今でも、CD-ROM などのデータ訂正技術を使えば1ビットも欠損せずにデータを伝えられますし、FLACを使ってダウンロードしてもデータ欠損のないサウンドファイルが入手できます。データ欠損の多いオーディオCDの規格はもう時代遅れですね。

DGM の方も、ライブに限らず、これまでのスタジオ録音盤もFLAC形式のダウンロード販売でリリースしてほしいものですね。CDよりも遥かにいい音で聞けると思います。

King Crimson / The Great Deceiver, Vol. 1

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー の Blu-ray

押井守監督の出世作「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」が、Blu-rayで来年3月20日に発売されるそうです。

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー (Blu-ray)

「買っとけ、DVD」に、DVD盤がリリースされた時の思いっきり熱の入ったレビューが載っていますけれど、私も同感。劇場で観た時の感動はまだ忘れていないですね。

これも、LD、DVDに続いて3回目のメディアになりそうですけれど、とりあえずオーダーw

BD-R ディスクの値段

そろそろ年末で WOWOW を録画する機会も増えそうなので、BD-R ディスクを買うことにしました。

ソニー ブルーレイディスク 録画用 BD-R 追記型 1層 4倍速 25GB 20枚パック ホワイトワイドプリントエリア採用 20BNR1VBPS4

そうしたら、4倍速のディスクが、20枚とはいえ6000円でビックリ。1枚あたり300円ですね。

前回買ったのは春頃くらいだったと思うのですが、その頃はまだ2倍速のディスクが10枚で5000円くらいしました。それでも、去年の秋に製品が出始めた頃の1枚1000円よりはずいぶん下がったと思ったものでしたけれど。

一枚100円くらいになれば Blu-ray の録画も一気に普及しそうな気がするんですけれど、もうひといきですね。

Steve Howe Trio / The Haunted Melody

スティーブ・ハウが、ドラムのDylan Howe、オルガンのRoss Stanleyと組んで Steve Howe Trio として発表したアルバム「The Haunted Melody」を聴いてみました。

Steve Howe Trio / The Haunted Melody

ギター、キーボードとドラムという編成で、スタンダードなジャズっぽい雰囲気の演奏です。取り上げている曲はオリジナルだけではなく、イエスの曲も取り上げてジャズ風にアレンジしています。これがなかなかサマになっていてカッコいい。

以前も、スティーブ・ハウはベース、ドラムのトリオバンドで作品を発表していましたが、そのリラックスした雰囲気とは異なり、こんどは新しい音楽を生み出そうという気迫に満ちている気がします。

iTunes Store には Plus で載っています。eMusic.com にはないのが残念。

Mary Timony / The Golden Dove

eMusic で目についた、メアリー・ティモニーのアルバム「The Golden Dove」を聴いてみました。

Mary Timony / The Golden Dove

ボストンの Helium というバンドにも在籍していたことがあるそうですけれど、ちょっと暗いめの曲調がなかなかいい感じ。彼女の他のアルバムに加えて、Helium のアルバムも探して聴いてみようと思います。

eMusic.com に加えて、 iTunes Store にもこのアルバムが載っているのですが、なぜか Plus でなくて残念。