山口哲一『最新音楽業界の動向とカラクリがよくわかる本』

Twitterで見かけたので、山口哲一著『最新音楽業界の動向とカラクリがよくわかる本』を読んでみました。

山口哲一『最新音楽業界の動向とカラクリがよくわかる本』

日本の音楽産業が、かつては Apple の iTunes による音楽のデジタル化、その次はクラウド時代のストリーミング(いわゆるサブスク)に抵抗した結果、世界の潮流から乗り遅れて音楽不況に陥ったことが明瞭に説明されています。

海外の音楽市場は、CDといった物理メディアからデジタル化、ストリーミングへの流れに乗って、一時期の不況を乗り越えて盛況となっています。

CDやレコードは今やコレクターズアイテムで、ニッチ市場である現実を早く認めて音楽ビジネスの戦略を変えるべきですよね。

また、日本の音楽産業は海外進出に失敗した結果、日本のアーティストによる音楽が世界へ売れていない現状も説明されています。また、個人で音楽活動ができるようになった市場構造の変化にレコード会社や音楽事務所がついていけていない点も説明しています。

日本の産業は海外市場へ向けた適応能力をなくして不況に陥っていますが、音楽業界も例外ではなかったということですね。

その一方、最近の構造変化に対応した音楽ビジネスの成功例として YOASOBI が取り上げられているのが興味深いです。

また、2014年からCDよりも売上額の大きくなっているライブ市場が、2020年から始まったコロナ禍で大きく減速したデータも載っています。

なかなか興味深く読める本だと思いました。

私は Amazon Kindle で読んだのですが、Twitterで見かけて、その場ですぐ入手して、さっと読めるのはとても良かったと思います。これもITによる構造変化です。ついていけていない人もいるようですけれど。

Kindle Oasis の 新型

アマゾン Kindle の最新型、Oasis の第10世代が7月24日に発売になります。

Kindle Oasis (Newモデル) 色調調節ライト搭載 Wi-Fi 8GB

テキストが中心なので容量は8GBで十分ですし、セルラーモデルを買ってもあまり活かしていなかった気もするのでWifiモデル、そして広告なしだと3万2千円弱ですね。これくらいの値段を出すなら iPad mini でもいいかと思ったけれど、旧モデルを持っていると20%引きクーポンがあるので2万5千円強です。

Oasis は使ったことがないのですが、7インチモデルも一度試してみようかな。

Kindle Oasis 用のカバー

Kindle Oasis を注文しようとして、専用カバーもあるのに気がつきました。

Kindle Oasis 用のカバー

これをつけると裏面の段差もなくなるデザインですね。そのためなのか、裏側の方が厚いのはちょっと妙な感じ。しかし専用だけあって、閉じるとスリープ、開くと目覚めるのは良いです。iPad も純正のカバーをつけていますけれど、やはり専用品は便利そうです。

色はちょっと迷いましたが、黒だと案外とカバンの中で見えにくいので、インディゴにしました。プライム会員の値下げ分くらいの価格です。届くのは、11月末くらいになりそうです。

新型の Kindle Oasis

少し前に、アマゾンから新型の Kindle Oasis が発表になりました。発売は10月末です。

Kindle Oasis (2017モデル)

今度のは7インチと大きくなったのがいいですね。今使っているのは2015年に買った一つ前の Kindle Voyage ですけれど、やはり大きい方が読みやすいと思います。iPhone に引っ張られたのか、タッチ操作を取り入れたりしていましたけれど、むしろページを繰るだけなら専用ボタンがついている方が使いやすいですよね。

大型化したためか、筐体もプラスチックではなくてアルミに変わりました。どうせなら、iPad mini サイズの8インチでも良かったと思いますけれどね。

どうせ買うなら Wifi だけじゃなくて 3G がついているモデルが良いと思うのですが、そうすると32GBモデルしか選べないですね。しかも、人気が高いのか製造が遅れているのか、入手は12月上旬になるとか。値段も4万5千円とかなり高いですね。コミックは iMac の iBooks で読むことにしていてKindle では読まないので、そんなに大容量なものは要りません。8GBメモリWifiモデルしかないですが、値段は1万円下がって3万4千円です。どうしたものかな。

筒井康隆『ビアンカ・オーバースタディ』角川書店

筒井康隆 著『ビアンカ・オーバースタディ』、5月25日に発売になった新刊です。

筒井康隆『ビアンカ・オーバースタディ』角川書店

iBooks でも発売されています。

以前は筒井康隆氏の小説は発表されたものをほとんど読んでいたのですが、例の「断筆」以降はあまりフォローしていませんでした。この小説のことは、parade 0.5 さんのブログ記事「ラノベの姿をしたなにか」で知りました。

表紙はラノベ風で、『涼宮ハルヒ』のいとうのいぢ氏が担当しているそうです。まだ冒頭部2章を読んだだけなのですが、いかにも筒井康隆ワールドです。もともと『時をかける少女』を書いたラノベの元祖とも言える作家ですし、またラノベを書いても何の不思議もないですね。「元祖」がハルヒなどのラノベを読んだ結果どんな現代版ラノベを書いたのか、続けて読んでみようと思います。

iMac の Kindle アプリで読む Mac Fan

Mac Fan の 7月号、Kindle 版で読んでいます。

Mac Fan 2015年7月号 [雑誌] [Kindle版]

紙のパソコン雑誌は買わなくなっていたのですが、電子書籍の Kindle 版で出る雑誌が増えてきたことと、Mac 用の Kindle アプリが出て、27インチの iMac の画面で大きく読むことができるようになったので、また買って読んでみています。

27インチの iMac の画面であれば、紙よりも鮮明で読みやすく思います。それに、開いたページを覚えているので、他の本を読んだ後でも、元の雑誌を開いて続きをすぐ読むことができます。iPad でも読めるのですが、10インチの画面に縮小された雑誌を読むのはちょっと厳しい。雑誌を読むには大きい画面が生きます。

今月号は、大きな特集になっている BMW の自動車 i3 と iPhone、Apple Watch を組み合わせた利用の紹介がおもしろかったです。あと、Apple Watch の分解レポートや、バンドの素材の話も興味深い。やはり、雑誌は費用を払っただけのことがある記事を望みますよね。このクオリティなら、また来月も買っても良さそうです。

Kindle Voyage を入手しました

昨年冬に発表されたアマゾン Kindle の最新モデルである、Amazon Kindle を入手しました。

Kindle Voyage

入手したのは3Gキャンペーン情報付きモデルです。3Gにしたのは、戸外で使うときにいちいちWifi接続に手間をかけたくなかったからです。キャンペーン情報は今のところ個別のお奨めは出ないようですが、そのうち出るようになるのかな。

Kindle は2013年に出た前のモデルの Voyager も含めて買ったのは4代目ですが、今回のは e-ink の表示が大きく改善されました。これまで、よりもコントラストが高くなって、くっきり白黒になった気がしますし、背景部分の色の白さが印象的です。解像度も300ppiに上がったためか、ドットで文字構成されていることを意識することもなくなった気がします。

背面のデザインも、最近の Fire 風のデザインになりましたが、エッジが薄くて持ちやすくなりました。もともと軽いので、カバンに入れても気にならないです。ベッドに寝転がって Kindle を読んでも手に負担を感じません。他のタブレットではこうはいかないですね。

ベゼル部分にページめくりのタッチセンサーが付きましたが、ちょっと強めに押さえないと反応しない印象です。時々反応しないことがある気もしますが、これは慣れていないためなのかな。もうちょっと改良が必要な部分なのかも。

メルマガサービスの「夜間飛行」では、メルマガを Kindle 自動登録にできます。これをつかうと、メルマガが発行されると Kindle に自動配信されるのでとても便利です。Kindle 配信するメルマガがもっと増えてほしいですね。

夜間飛行では、ふるまいよしこ さんの「§ 中 国 万 華 鏡 § 之 ぶんぶくちゃいな」が気に入っています。中国の事情も知らずに、思い込みだけで書いたような変な本ばかりが書店に並んでいますが(見ると不愉快だからますます書店に行きたくなくなる)、ふるまいさんはちゃんと中国の実情を紹介してくれて、とても優れていると思います。

こんなに便利なのに、日本の出版社や新聞社が、Kindle を使った定期購読・自動配信を始めないのは何故なのでしょうね。そうすれば、購読者ももっと増えるでしょうに。「出版不況」だの「本が売れない」だのと嘆くだけで、新サービスに対応する努力を怠っているように思います。

昨年の iPad mini 3 がほとんど改良されなかったので買わず、mini を持ち歩くのはやめてスマフォだけになっていました。mini の代わりに この Voyager を持ち歩いてみようと思います。

グイン・サーガの134巻、宵野 ゆめ 著の『売国妃シルヴィア』が Kindle で出ました

グイン・サーガの134巻、宵野 ゆめ 著の『売国妃シルヴィア』が Kindle でも出ました。

宵野 ゆめ / 売国妃シルヴィア グイン・サーガ [Kindle版]

栗本薫 氏が130巻の「見知らぬ明日」を未完にしたまま亡くなってから、グイン・サーガは宵野ゆめ氏と五代ゆう氏が書き継ぐことになったようですね。

グイン・サーガはKindleで発売開始になった時の半額セールで全巻揃えていたのですが、続巻も Kindle で読めるようになってきて嬉しいです。第1巻から全て読み直してから続編を読もうかと思っていたのですが、時間もかかりそうなので、続編も並行して読もうかな。

グイン・サーガ・ワールドも一応紙で買って裁断スキャンはしたのですが、結局面倒になって読んでいません。紙の方では外伝も書き継がれているようなので、こちらも Kindle で読めるようになることを期待しています。

『新世紀エヴァンゲリオン』第14巻

予約注文してあった、貞本義行 著『新世紀エヴァンゲリオン』第14巻 が配信されました。

新世紀エヴァンゲリオン(14) 角川コミックス・エース [Kindle版]

これで完結です。Wikipedia によると第1巻が1995年9月発行とありますから、完結まで19年かかったことになります。

最終巻を読んでみると、分かりにくかったアニメや映画に比べるとはるかにわかりやすいですし、主人公の碇シンジにも優しい結末となっています。やはり首は締めないとw

全巻ダウンロードして、最初からもう一度読んでみようかな。

Kindle だと、1巻〜13巻は280円の半額セールですね。iBooks は半額セールはやらないのかな。

森岡浩之 『星界の戦旗』 シリーズが Kindle と iBooks に載りました

森岡浩之 著の『『星界の戦旗』 シリーズ第1巻の「星界の戦旗I ―絆のかたち―」から第5巻の「星界の戦旗V ―宿命の調べ―」まですべてが Kindle と iBooks に載りました。

森岡浩之 / 星界の戦旗V ―宿命の調べ― [Kindle版]

これで、少し前に出ていた「星界の紋章」シリーズ3冊とあわせて(Kindle は65%引きセールもやっていますね)、全巻が電子書籍化されました。

シリーズ後半の2冊は、裁断スキャンはしたもののまだちゃんと読んでいなかったので、電子書籍化を機会にすべてとおして読み直してみようと思います。やっとちゃんと読めるようになって嬉しいです。

もう本を読むのは電子書籍に移行したので、紙の本を買うのは止めました。おかげで、前は読んでいたのに読むのが停滞しているシリーズが多数あります。はやく、電子書籍で本を出すようにしてもらいたいですね。