Rick Wakeman / Live At The London Palladium 2023

リック・ウェイクマンの2023年のライブ『Rick Wakeman / Live At The London Palladium 2023』、2月23日発売予定です。

Rick Wakeman / Live At The London Palladium 2023

CD4枚組で、CD1は『ヘンリー8世と6人の妻』、CD2は『アーサー王と円卓の騎士』、CD3は『イエス組曲』そしてCD4は『地底探検』を収録しているそうです。アーサー王と地底探検は拡大再録音版の再現なのでしょうね。

聴いてみたいですが、配信もされるかな。CDオーダー前に、もうちょっと様子をみようと思います。

2023年のオーディオ

オーディオはアンプとスピーカー、それからネットワークオーディオになってからは DAC やストリーマーなどの機器がありますが、機器単体で100万円を超えるような高価な製品も多いです。

オーディオ機器にそんなにお金をかけるつもりもないのですが、ハイレゾ音源を聴いていて CD よりも音は良いものの、いまひとつすっきりしないごちゃっとした音だとずっと思っていました。今年はそれをある程度解消できたのが大きかったです。

理系の学部を出た人は大学で伝送系や測定系の畳み込み (Convolution) を学んだと思いますが、オーディオも同じく畳み込みとなっています。例えると、透明なフィルムを何枚か重ねてその向こうの景色を見ている感じでしょうか。それぞれのフィルムの透明度が重なって全体の透明度を決定します。

ここで透明度を上げてクリアに景色を見るには各フィルムの透明度を上げれば良いのですが、この時に最も透明度の低い黒っぽいフィルムを改善するのが最も効果が高いことになります。黒っぽいフィルムをそのままにして、透明度の高めなフィルムの透明度をさらに上げても、全体としては透明度があまり改善されません。

フィルムならば一枚づつ取り出して個別に透明度をチェックできますが、オーディオシステムの場合には一つだけ取り出してチェックというのはできないので、どれが音質を下げている要素なのかを推測しながらシステムに手を加えることになります。まあ、ここが楽しいところとも言えます。

Roon

私のシステムの場合、ネットワークオーディオでこの黒っぽいフィルムに相当するのは、音楽データーの伝送部分だったようです。これまで DLNA (UPnP)プロトコルを使った伝送だったところを、roon を入れて RAAT (Roon Adovanced Audio Transport) プロトコルに変えて大きな変化がありました。それまでは USB-DAC 経由もストリーマー経由も音質は大してかわらなかったのですが、roon を入れてからははっきりストリーマー経由の方が音質が良くなりました。

Roon サーバーも最初は Mac を使っていたのですが、これを NUC 11 i7 の ROCK (Roon Optimized Core Kit) に変更したのも音質向上に大きな効果がありました。これに 2TB のSSD を追加して、それまで Soundgenic に入れていた音楽データを移してからはアクセス速度が上がって(特に、クリックしてから音が出るまでの時間が短くなった)快適に使えるようになりました。Soundgenic を単なる smb: サーバーとして使っていたこともあり、音楽データの置き場所の変更は音質には影響を与えなかったように思います。

ここまでの入れ替えで不満だった音のごちゃっとした感じが抜けて、透明感が上がりクリアに聴こえるようになってきました。そこでネットワークハブをオーディオ用の製品に取り替え、ついでにLANケーブルもオーディオ用に交換しました。またLANのノイズフィルターも必須と思うようになりました。しかし、これらの変化は roon を入れた時に比べると小さめの音質向上だったように思います。roon を入れずに先にこちらを試してもあまり効果がないと感じたかもしれません。

ウーファーとツイーターの配線を分けるバイワイヤリングも試して音質向上を感じましたが、これも効果としては小さめだったように思います。

とはいえ、ここまで手を加えてシステム全体の音質としてはだいぶ向上しました。DENON PMA-1700NE と B&W 705S2 の組み合わせは押し出しが強くてエッジのくっきりした、ロックやジャズ向けの音が出ると思うのですけれど、だいぶ満足できるサウンドになった気がしています。

ここで残念なのが、ハイレゾストリーミングサービス(日本ではストリーミングをサブスクと呼んでいます。サブスク subscription は定期購読の意味ですよね)の Qobuz の日本参入が阻まれたことです。Apple Music や Amazon Music は roon に対応していないので候補から外れます。今でもこれらのサービスを USB-DAC 経由で使ってはいるのですが、音質としては roon よりもだいぶ落ちるようになってしまいました。

そこで Tidal の海外アカウントを契約することとにしました。Tidal も国際化は済ませているようで、VPN 経由で海外サイトからアクセスしても、契約画面や課金画面は全て日本語でした。Tidalのインターフェースも主要部分は日本語でも表示可能です。Tidal も日本参入の準備は終えている状態と見受けられますが、誰かが日本参入を阻んでいるものと推測しています。

ちなみに、Qobuz では VPN 経由の海外アカウントの契約は拒まれました。

契約さえすれば、Tidal は普通に VPN なしで roon から使えます。スマホの Tidal アプリは配信されていないので使えませんが、Mac 用の Tidal アプリは動作し、Tidal Connect 経由でもストリーマーから音が出ました。Tidal Connect を使うだけであれば roon は必要なさそうです。

Tidal を使うと、音質もローカルにおいている音源ファイルに近い高音質で聴けます。これで roon やネットワーク・オーディオのシステムも本領を発揮できる感じです。

また、日本のストリーミングサービスでは提供されていないスティーブ・ハケットやエンジェル、ルネッサンスなどの多くの楽曲もちゃんと配信されていて、使っていても気持ちがいいです。Tidal や Qobuz が日本参入することがあっても、未だにCDビジネスにしがみついている日本のどこかの会社に邪魔されて曲が配信されないのでは、使う気にならないかもしれないと思ってしまいます。(日本の会社のこの姿勢を感じるので、日本盤のCDを買うのは避けています)

来年こそ、Tidal や Qobuz が日本に参入して、ちゃんと曲データも提供されて楽しめるようになることを願っています。

今年もブログ記事を読んでもらってありがとうございました。来年もネットワークオーディオでプログレやジャズを楽しんで記事を書いていこうと思います。

2023年のアルバム

2023年に印象に残ったアルバムです。原神とキング・クリムゾンを聴く頻度が下がって、新しいアルバムと多数出会えた年だったと思います。

2023Album

Arch Echo は昨年の原神コンサートで知ったバンドです。Haken は順調に新作をリリースしています。bandcamp でDL版を入手しますかね。OK Goodnight はファーストアルバムからちょっと間が開きましたが、無事にセカンドアルバムがリリースされて良かった。ストリームで聴くだけでなく、bandcamp で入手もしました。AVKRVST はデビューアルバムでお気に入りのバンドになりそうです。

District 97 もプログレ路線に少し戻った感じです。The Flower Kings も継続的に新作をリリースし続けて楽しませてくれるバンドです。Starbenders は今年知ったバンドですけれど、グラムを思わせるところもありロックっぽい感じかな。Within Temptation は EP を多数リリースしてからアルバムにまとめたようです。

Earthside は Twitter で知ったバンドですけれど、これも良い感じです。Sigur Ros は10年ぶりのアルバムですけれど、さらに静寂に満ちたサウンドになりました。Peter Gabriel の新作は本当に久々ですけれど、やっぱり聴かせるアルバムです。Yes もスティーブ・ハウ・バンドとして安定したサウンドだと思います。結局 音源は bandcamp で入手しました。

Soft Machine もメンバーが入れ替わりつつ、質の高いアルバムを作り続けている感じです。Subsignal も Twitter で知ったプログレメタルバンドです。Elephant GymCovet はどちらもマスロックバンドで、マスロックのイメージを超えて新たなサウンドを作っている感じです。

新しい音楽を知るきっかけは、Apple Music のお薦めもありますけれど、Twitter やマストドンで見かけて聴いてみることが多かったです。タイムラインの皆さんには、いつもいろいろと教えてもらって感謝しています。

Anne-Sophie Mutter, John Williams, The Recording Arts Orchestra / Across The Stars

アンネ・ゾフィ・ムターとジョン・ウイリアムス、レコーディング・アーツ・オーケストラによる 2019 年リリースのアルバム『Anne-Sophie Mutter, John Williams, The Recording Arts Orchestra / Across The Stars』です。

Anne-Sophie Mutter, John Williams, The Recording Arts Orchestra / Across The Stars

YouTube を見ていたらグラモフォンTVの宣伝映像で、ジョン・ウィリアムス指揮でスターウォーズの曲をムターがヴァイオリンを弾くシーンが流れたので聴いてみました。

このアルバムはスター・ウォーズをはじめとして映画音楽の有名曲が並んでいますが、ムターのヴァイオリンをフィーチャーしてアレンジしてある感じです。

最近オーディオシステムに手を入れた効果があったのか、オーケストラの音も厚みと奥行きを伴って明瞭に聴こえるようになりました。ヴァイオリンの響きもよく聴き取れます。

PMA-1700NE と B&W 705S2 でバイワイヤリング

ちょっと前に TEAC の AP-505 とバイアンプ接続の話を書いたのですが、バイアンプの前にバイワイヤリングを試してみることにしました。

バイアンプにするにはスピーカーケーブルがもうひと組み必要..と思ったところで、バイワイヤリングという言葉を思い出しました。そう思って使っているアンプである PMA-1700NE のマニュアルを見たら、ちゃんとバイワイヤリングの話が載っています。スピーカー端子が A、B の2組あるのですが、AB のそれぞれにツイーターとウーファーを接続するようにと書いてあります。

特に AB 切り替えのスイッチもないようですし、バイワイヤリングのために2組の端子を設けたのでしょうか。それとも、AB 切り替えスイッチも音質劣化の原因になるでしょうから、スイッチを取り除いて端子だけ残ったのでしょうか。どちらにしても、バイワイヤリングには好都合です。

スピーカーケーブルを2組用意しました。前にも買って使っている SAEC SPC-850 です。アマゾン経由で CABLECRAFT 音光堂でオーダーしました。

SAEC SPC-850

B&W 705S2 のコネクターに入っているジャンパーの金具を外して、2組あるコネクターとそれぞれアンプのスピーカー端子 A、B を接続します。

これで鳴らしてみると、聞き比べる必要もないくらい大きく音が変わりました。高音域も低音域も滑らかでスッキリした音になりましたし、曲に入っている残響音が奥へ広がる感じがよく出るようになりました。

よくバイワイヤリングの効果として、ウーファーの逆起電力がツイーターに影響を与えて歪みの原因となるのを除く、といった説明がされていますけれど、高音域だけでなく低音域の音質もかなり変わりましたのでこれだけでは説明できないよな気がします。

ケーブルをひと組み追加するだけでこんなに大きく音質が改善されるとは驚きましたが、費用もそんなにかからないですしもっと早くやっても良かったです。アンプを2組にしてバイアンプにすればもっと音質が良くなるのでしょうね。

こんなに音が変わるなら、Model 30 と ELAC Solano BS283 の組み合わせもそのうちにバイワイヤリングを試してみようと思います。

音楽NAS の IODATA Soundgenic Plus

音楽用の NAS (Network Attached Storage) である IODATA の Soundgenic がモデルチェンジして Plus になり来年の1月23日に発売となります。

IODATA Soundgenic Plus

右下のロゴに Plus の文字が入りましたが、見た目はあまり変わっていないです。内蔵ストレージが SSD 1TB で55,000円とまあまあの価格になりました。旧モデルは SSD 2TB で16万円の価格だったので考慮の対象外でした。SSD の価格も下がったことですし、2TB のモデルがあっても良いように思います。

Plus になって Amazon Music に新たに対応したのが大きな変更点のようです。旧モデルは Spotify だけでしたが、ハイレゾのサービスに対応したのは大きいと思います。Tidal や Qobuz には対応していないようです。

旧モデルから CD のリッピングや mora のダウンロードにも対応していて、パソコン無しでネットワークオーディオの色彩が強いです。Plus で DAC を内蔵したケーブルが付属したり、Bluetooth 受信アタブターが付属したりと、アンプに Soundgenic を追加すればネットワークオーディオがひととおりできるようになる製品の感じが強まったように思います。

オーディオ用スイッチングハブ Silent Angel N8

ネットワークオーディオにはノイズ対策が必要な気がしてきたので、オーディオ用と銘打たれている中では安価なスイッチングハブの Silent Angel N8 を入れてみました。

オーディオ用スイッチングハブ Silent Angel N8

届いた箱を開けてみると、これまで使っていた Netgear の8ポートハブ(5,000円)よりも小さいごく普通の見かけで、これで5万円の価値があるのかと思うくらいでした。電源には付属のアタブタをそのまま使っています。

機器の配線を外して入れ替える機会なので、LANケーブルもいつもの Audioquest のオーディオ用 Forest に入れ替えました。ちなみに、Forest LAN ケーブルはアマゾンだとずいぶん高値がついているようなので、他所の値段とも比較した方が良いように思います。私は楽天とヨドバシカメラのサイトでも検索しました。

ハブと各ストリーマーやネットプレーヤー、そして NUC 11 ROCK サーバーへの配線を全部入れ替えるので本数もそれなりに必要になります。そんなに安いものでもないので、費用はかかります。

あと、これまでは音楽データーは ROCK に入れていて LAN 内だけで通信していたのですが、最近 Tidal を聴くようになって外との通信に音楽データが流れるようになりました。それで24ポートハブの孫として接続するのはやめて、光ルーターに直結するように変更しました。

ハブとLAN配線を変更してみたら、驚くくらいに音質は変わりました。全体的に輪郭がくっきりした明瞭でシャープな音になりましたし、特に低音域のベースやバスドラムがややぼやけ気味だったのがとても締まった音になりました。こんなに影響があるとは思っていなかったのですが、費用以上の音質改善効果があったように思います。

あと、どこかのネット記事で映像配信にも効果があるとあったので、Apple TV 4K の配線もこのハブに移しました。こちらにはオーディオ用のケーブルは用意していなかったので普通のケーブル接続なのですが、それでも映像の細部がクリアになり、発色も綺麗になりました。Apple TV への配線もオーディオ用のケーブルにしたり、ストリーマーと同様にLAN iSilencer を入れると更に改善効果があるのかもしれません。

TEAC NT-505-X と AP-505

TEAC のコンパクトサイズのネットワークプレイヤー NT-505-X とアンプの AP-505 です。

TEAC NT-505-X/S

TEAC AP-505-S

Roon を入れてから、ますますネットワークオーディオが中心になりました。PMA-1700NE を買った時には USB-DAC で十分だと思っていたのですが、むしろネットワーク経由の方が音が良いと思うようになりました。ネット入力に使うネットワークプレイヤーやストリーマーは Roon Ready が必須だと思います。

アナログのレコードプレイヤーは使わないので Phono 入力も必要はないと考えると、TEAC のネットワークプレイヤーである NT-505-X が最適という気もしてきました。Roon Ready になっていますし、USB-B 入力や同軸、光入力もあるので、ストリーマーや Mac をつないで使えます。また MQA にも対応しているので、MQA-CD や Tidal も聴けます。入力セレクタやボリュームもあるので、プリアンプは使わずに NT-505-X を使えば良さそうです。今のプリメインアンプではトーンコントロールも Phono 入力も使っていないですし、この方が無駄がありません。

これと組み合わせて使うパワーアンプには AP-505 があります。1台でステレオアンプにもなりますが、左右用に2台用意して、ウーファーとツイーターをそれぞれ駆動するバイアンプ接続にも対応しています。使っているスピーカーの B&W 705S2ELAC Solano BS283 の両方ともバイアンプ接続に対応しています。これまでバイアンプ接続は試したことがないですし、NT-505 と AP-505 は XLR バランスケーブルで接続することになりますが、これも使ったことがないのもあわせて、新しい音が聴けそうな気もします。

PMA-1700NE と入れ替えることになりそうですが、DENON も気にいった音ではありますので、迷うところではあります。

以前に TEAC の倍速カセットデッキ C-2X を使っていたのですが、パネルデザインのセンスは当時と同じ気がします。

Kraan / Zoup

ドイツのジャズロックバンドである Kraan の2023年リリースの新作アルバム『Kraan / Zoup』です。

Kraan / Zoup

カラフルな鳥のジャケットが Apple Music で目についたので聴いてみました。ジャケット同様にカラフルで軽快なジャズロックです。CDは来年1月にリリースされるそうです。bandcamp でも入手できます。

Kraan は結成は1971年とのことで、キャリアは長いバンドです。Tidal/Roon でバンドを開くとメンバーの写真が出てくるのですけれど、Kraan もいかにもって感じの写真が出てきます。

初期の頃のアルバムは入手困難なようですけれど、配信されているアルバムは多数あるので、いくつか聴いてみようと思います。

iFi-Audio ZEN Stream を roon で使う

iFi-Audio の ZEN Stream を Roon で使っています。

iFi-Audio ZEN Stream

  • ZEN Stream – iFi audio 日本語ブランドサイト

なぜかアマゾンには中古しか載っていないですけれど、他のお店では普通に売っています。

前回の記事のあと、Roon を本格的に使うようになりました。

それまで使っていた Bluesound Node は、Roon を使わずに Node に Tidal や Qobuz のアカウントをセットして単体で使うには良いと思います。この点からも、Tidal に続いて Qobuz の日本参入が無期限延期になったのはツラいですね。日本のレコード会社や著作権業者が邪魔しているのだと推測しているのですけれど、だとしたら彼らの抵抗を排除して参入できると良いのですけれどね。

Node は Roon Ready なので Roon で使うのにも向いているのですが、私の場合はこれまでに入手した DSD ファイルを再生するときに変換されるのが気になるので、変換なしで再生できる ZEN Stream の方を使うようになりました。

Node の時には DAC との接続に同軸ケーブルや光ケーブルを使っていたのですが、これでは周波数の上限が 192KHz となるので、USB で接続することとしました。

Roon Ready とするために、背面のスイッチを2に切り替えて Roon 専用モードで使っています。この時には ZEN Stream だけでなくその先の DAC の方の電源も入れないと Roon から認識されません。Roon の出力先を選択するリストに出てこないので、これに気がつくまではちょっと焦りました。

あと、Roon なしで Tidal で使う時には、背面のスイッチを3にすると Tidal 専用モードになり、Tidal の Mac アプリから Tidal Connect で音が出ました。Tidal Connect は スイッチ1でも使えるかもしれません。

ZEN Stream には USB ポートが二つあり、ひとつは DAC 用、もう一つはストレージ用っぽいことが書いてあるのですが、両方に DAC を繋いでも動作します。私は一方には DENON PMA-1700NE、もう一方には iFi-Audio iDSD 2 を接続しています。この場合、電源を入れてある方に自動的に出力が切り替わります。切り替えの手間もなく、よくできていると思います。

両方の電源が入っている時には出力先に ZEN Stream を選んだ状態で、Roon 右端のスピーカーアイコン -> 歯車アイコンの設定 -> DEVICE INFO -> Configure Device で出てくる画面で選択します。ちょっと深いところにあって操作が面倒なので、つかう DAC アンプの電源で切り替える方が手軽そうです。

ZEN Stream はヘッドホンアンプとして使っている iDSD 2、それから NUC 11 に入れた Roon ROCK と並べています。

ZEN Stream

それから、Node に入れて効果的だった iSilencer を ZEN Stream にも入れました。

iFi audio LAN iSilencer

試す前は効果があるのか半信半疑だった LAN iSilencer ですが、この組み合わせで使ってみても効果は非常に大きいです。iSilencer を付加すると、ボーカルが滑らかになりギターの音もくっきりと浮かび上がって聴こえるようになります。

ネットワークオーディオはノイズ対策が重要とよく書いてありますけれど、アナログのようなヒスノイズが聞こえるのではなく、ボーカルがざらついた感じになったり、音がぼやけたりする効果として現れるようです。ハイレゾ音源を聴いても何だか冴えない音だと思っていたのですが、ネットワーク関係のノイズが大きな原因のひとつだったようです。

これだけ LAN iSilencer に効果があるということは、ネットワーク配線周りにノイズが多いということだと思います。次はオーディオ用のネットワークハブに交換する時でしょうかね。