エイジアの1983年の日本公演のライブ、『Asia in Asia』ボックスセットを入手しました。
- エイジア・イン・エイジア~ライヴ・アット・武道館 1983 [Blu-ray] 日本盤Blu-ray+CD、アマゾンから
- Asia In Asia – Live At The Budokan, Tokyo, 1983 輸入盤CD、アマゾンから
- Asia In Asia – Live At The Budokan, Tokyo, 1983 Amazon USから
私はワーズレコードから買ったので定価ですけれど、Amazonだとだいぶ値引きがあってお得な感じ。こっちでもよかったですねw Amazonは輸入盤のCDも扱うようですが、これは1枚ものです。米国 Amazon MP3 に掲載の Asia in Asia と同じような収録になるのでしょうか。
LPレコードがないセットを選んだのですけれど、箱は同じものを使っていると思しきLPサイズです。中身はディスク3枚と当時のパンフレットやチケットの復刻が入っています。レコードが入っていない分だけ大きさが余っている感はあります。
復刻パンフレットですけれど、当時会場で買ったものと同じものが少し小さいサイズで入っています。このボックス向けのパンフレットの解説にも興味深い話が載っていますし、翻訳に加えて日本語解説にも当時のツアーの話やこのボックスセットの音源の話が載っているので、日本版ボックスを入手する価値がありそうです。
Blu-ray の映像は、MTVバージョンとレーザーディスクバージョンの2種類が収録されています。LDバージョンはなつかしのあの映像です。もうLDプレーヤーも無くなったのですけれど、また観られるのは嬉しいです。MTVバージョンは今回初めてみたのですが(ブートは見ていませんでした)日本放送のLD版とは映像の違うところが結構あります。元のカメラの映像は同じでしょうけれど、切り替えて選ぶやり方が違ったのでしょうね。ビデオ映像が元だと思えば、綺麗に仕上げてあると思います。
そして、肝心の音源ですけれど、CD1には放送日の8月7日の音源を Matt Wiggins & Rick Nelson による 2022 Remix、CD2には前日の8月6日の音源を Hiroki Furutani による 2022 Remix で収録しています。CD1とCD2で音作りは大きく異なっていて、CD1は個々の楽器の音やボーカルが全面に出る感じのミックスになっています。グレッグ・レイクのベースも迫力ありますし、ギターやキーボードがバッキングに回ったときにこんなフレーズを弾いているのかと良く聞き取れます。一方、CD2の方は全体のバランスと響きを重視した感じのおとなしめのミックスになっています。演奏そのものは安定しているので、対照的なミックスとなったことでどちらの日の演奏も楽しめます。
紙ジャケットはみんなそうなのですけれど、このセットもCDの出し入れがあまりやりやすくありません。ちょっとサイズがタイトすぎるような。まあ、CDはリッピングして音源ファイルを Soundgenic に入れて聴くのでCDを直接聴く機会は少ないのですけれど、CD2枚が入る薄型ケースに入れ替えましょうかね。
レコードで聴いたことしかなかった憧れのミュージシャンたちが演奏する姿を初めてみたエイジア・イン・エイジアですけれど、このボックスセットで当時の感動を思い出しながらまた観たり聴いたりできそうです。
海外で発売される6月10日には Apple Music で配信も始まり、iPhone の CarPlay でもロスレス音源が聴けるものと期待しています。