予約してあった『原神 Symphony』の Blu-ray が届きました。
人気で品薄なのか、今の価格は予約時よりも高くなっているようです。Amazonは定価より高く販売されることもあるようなので、利用するときには要注意ですよね。
届いてみたら Blu-ray 2枚組なのですが、BD1 はよくあるようなアップ映像と俯瞰映像を切り替えてビデオが構成されています。それに対して、BD2 はずっと俯瞰で見た映像が収録されています。演者の後ろに大きなスクリーンがあって映像が写っているので、当日の雰囲気に浸ってみるのに BD2 は向いていそうです。映像切り替えで2種類収録してBD2枚組にするとはマニアックな作りになっています。
音声はLPCM 24bit/96KHz のハイレゾで収録されているのは嬉しいですね。映像も音も美しいです。
コンサートには行かなかったので初めて見たのですが、各国ごとのテーマ曲、キャラクターのPV曲、それから主エピソードの曲などで構成されています。原神のストーリーをよく理解して選曲されています。また、後ろのスクリーンには対応したゲーム映像が流れて雰囲気を盛り上げています。そのパートを自分がプレイしてた時のことを思い出して、心が揺さぶられるものだと思いました。
モンド、璃月あたりはオーケストラで再現するのに向いているサウンドなのですけれど、稲妻あたりから民族楽器と電子楽器の比重が増してきているので、後半はちょっと選曲に苦労している気がしなくもないですが、アレンジでうまく仕上げています。スメールも民族楽器の比重が高かったですが、フォンテーヌはフランスをイメージしていてオーケストラっぽい曲になったので、アレンジしやすくなったかもしれません。
演奏は東京フィルハーモニー交響楽団で、オーケストラ以外の琴や笛、ギター、ピアノ、キーボード、ドラムなどのゲストが加わって演奏しています。結構な数の人がイヤーモニターを使っていますし、ピアノの人は電子譜面も使っています。紙の譜面は照明にLEDライトを使っていて、ちゃんと新しいデバイスを取り込んで進歩しています。
あと、ヴァイオリンなどオーケストラの各楽器にもそれぞれマイクが付いています。ドラムは電子ドラムを使っていますし、エレキギターやキーボードもありますから、会場においても生音ではなく PA(Public Address)システムを使ってミキシングした音をスピーカーから会場に流していたのでしょうか。Blu-ray に収録している音も、サウンドボードが元になっているのかもしれないですね。
(2023.9.10追記)
Amazon でみたら価格が8000円くらいになっていました。定価9800円なので、こんなものですよね。