Netflix 『寄生獣 ザ・グレイ』を観ました

Netflix のドラマ『寄生獣 ザ・グレイ』全6話を観終えました。

Netflix 『寄生獣 ザ・グレイ』

『寄生獣』は岩明均著の原作コミックも大好きで何度も読み返しています。このドラマには原作ファンの期待を裏切らない出来の良さと面白さがあると思います。これまで日本で制作されたアニメや実写映画もありましたが、細かい変更点はあれど原作のストーリーをなぞっていたそれらとは異なり、原作の世界観と設定を借りて全く別のストーリーを作っています。でも、原作のエッセンスや訴求点をうまく取り入れて良い脚本を作っていると思います。

ヨン・サンホ監督は2016年の映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』(原題は『釜山行き』、原題の方がかっこいいですよね)を撮っています。あの映画も、ゾンビが全速力で走ってくる斬新な演出でスピード感のあるアクションでしたけれど、その手腕はこの『寄生獣 ザ・グレイ』でも健在です。

あと、日本語吹き替え版で主人公のチョン・スインと寄生生物のハイジの声をあてている声優さんは同一人物なのですね。韓国俳優のチョン・ソニさんの表情や演技もすごいですけれど、声優の志田有彩さんの声の演じ分けもすごいと思いました。

先日観た『三体』も面白かったですけれど、『寄生獣 ザ・グレイ』もそれに負けないくらい面白いです。上の写真のビジュアルも第一印象はちょっと違うような気もしたのですが、6話を観終わってからではこの姿にも親近感を持つようになりました。

韓国ドラマはそんなに観たことがなくて、『新感染 ファイナル・エクスプレス』、その続編の『新感染半島 ファイナル・ステージ』(これも原題の『半島』の方がかっこいい)、そしてこの『寄生獣 ザ・グレイ』で3作目なのですけれど、韓国ドラマや映画に親近感を持つようになりました。舞台となる風景や登場人物たちの行動や考え方、文化も日本と共通点が多くてすんなり受け入れられると思います。もっと他の作品も観てみようと思います。

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