Emerson, Lake & Palmer / Pocono International Raceway 8th July 1972

エマーソン、レイク&パーマー、ELPのボックスセット『Fanfare 1970-1997』から『Pocono International Raceway 8th July 1972』です。

Pocono International Raceway 8th July 1972

このボックスには未発表のライブがいくつか入っていますが、アナログLPのイタリアの1973年のライブを除くと、一番注目なのは1972年のこのライブです。

これまでのELPの未発表ライブはブート音源だったり、あるいはワイト島の1970年のライブのように、記録としては価値があっても音質が良くないものがほとんどでした。

しかし、この1972年のライブはまず音質が良いのがポイントです。元はFM放送音源、またはサウンドボード音源なのでしょうか。会場の音はあまり入っていませんが、楽器の音はクリアに入っています。オルガンは右チャンネルでムーグの音はセンター、ドラムは左チャンネル、グレッグ・レイクのボーカルとベースはセンターとモノラルっぽい録音です。

ただ、センターのムーグの音はトラブルなのか、ほとんど収録されていません。おそらく、これまで発売されなかったのはこれが原因でしょうか。

しかし、演奏は勢いがあり熱気にあふれる演奏です。この演奏が良い音で楽しめるのは嬉しいです。1972年夏のUSツアーでは、「Endless Enigma」や「The Sheriff」など、トリロジー収録の曲も演奏しているはずですけれど、このライブに収録されているのは最初の「Hoedown」のみです。

しかし、この「Hoedown」はなかなかの聴きもので、カールーパーマーのバスドラムのリズムはかなり怪しいです。まだこの曲に慣れていなかったのでしょうか。CDの1曲めがこれなので、ちょっとずっこけます。

しかし、2曲めの「Tarkus」からは調子を取り戻してシャープな演奏です。この時期のブートは、7月28日のロングビーチ・アリーナの演奏が素晴らしいですけれど(マンティコア・ボルツ Vol.1 に収録されています)、それに迫る勢いのある演奏です。「バトルフィールド」のエンディングには「エピタフ」も演奏しています。このギターもなかなか素晴らしい。

「石をとれ」に続いて「ラッキー・マン」を演奏していますけれど、グレグ・レイクのアコースティックギターだけでなく、カールパーマーのドラムも入っています。エマーソンもシンセを弾いているようですが、これは収録されておらず、微かに聞こえてきます。1992年の再結成ライブでもドラム入りのアレンジで演奏していましたけれど、72年の演奏が元ですね。

最後は定番の「展覧会の絵」のB面部分、そしてロンドです。カットされた曲もあるのかもしれませんけれど、プエルトリコのライブと同様に、このころのライブの主要部分を網羅しています。

このボックスセットの目玉のひとつですよね。

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